お見合い紹介所で知り合ったカップルが結婚式を挙げるために家族と共にハワイへ。
たまたまツアーで同行した一人旅のオジサンと美人ガイド。
そんな7人の男女が繰り広げる、可笑しくてちょっぴり哀しい物語。
こんなこと言っちゃあ何なんですが、このカップル、めっちゃ地味なんです。
見た目も性格も。
それは本人たちも自覚していて、自分たちがハワイで挙式なんて似合わないと思ってる。
だけど親たちは盛り上がってる。
やる気のない新郎。
母親に遠慮して何も言えない新婦。
お見合いなので、まだお互いをよく知らないままの新郎新婦。
本当に言いたい事が口に出せない。
さあ、この結婚式、一体どうなるのか。
無事に挙式を終える事が出来るのか。
観ていて本当にもどかしくて、何度も「ハッキリしろよ、新郎!」と背中をドンと押したくなりました。
でもよく考えたら、こういう人は意外とたくさんいるかもしれません。
優しくて口下手なんですよ。
揉め事が嫌で、つい流されちゃうんですね。
で、納得しないまま妥協しちゃう。
だけど、心の奥でモヤモヤくすぶってるものがずっとあって、やっぱりそれじゃいけないって葛藤する…。
あ〜、何となくわかるなぁ。
途中から意外な方向に話が進み、新郎の父の隠されていた衝撃の真実が明らかになったりもします。
一人旅のオジサンが予想外のナイスな働きをしたりもします。
あ、言い忘れてましたけど、このオジサンがこの物語の主人公なんですけどね。
昭和の優しいドラマです。
あぁ、観て良かったな。