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涙の女王のaskのレビュー・感想・評価

涙の女王(2024年製作のドラマ)
4.1
田舎出身だがソウル大卒で弁護士資格を持つペク・ヒョヌは大手百貨店クイーンズの法務部社員。美人だが、インターン生にもかかわらず態度が大きく、紙の補充が必要なだけのコピー機を蹴るなどの非常識ぶりが目立つホン・ヘインの面倒を見るうちに2人は惹かれあっていく。
大恋愛の末、婚約を果たすが実はヘインはクイーンズの三代目令嬢だった。
妻が上司になり、義家族からはパワハラを受ける日々を過ごすこと3年。冷え切った妻との仲もあることをきっかけに加速し、離婚を切り出そうとしたところヘインが余命3ヶ月であることを知る。
夫婦の危機と並行して、財閥一家を陥れようとする者との対立や格差があるゆえに相容れなかった両家族の変化などなど....中弛みすることはなかったけど、すごく上がることもない一定の面白さだったかなぁ。


愛の不時着の脚本家×ヴィンチェンツォ演出家と聞いて、なるほど!と思う出演者たち。個人的には賢医のジョンス理事長&ソクミンやペーパーハウス・コリアのナイロビ&ストックホルムがメインの役どころで出ていたことが嬉しかったのと、1話にカメオ出演したオ・ジョンセの演出に感動🥺サンテオッパ〜🥺
(もちろんあの人も出る🤭)
あと安定のクァク・ドンヨン!大好き!

ジャンルはロマンティック・コメディだが、コメディ要素は薄めで、ヴィンチェンツォのテンポ感が好きだった私はいまいち物足りず。エピローグも愛の不時着を踏襲した感じで目新しさはない。不時着のスケールがでかすぎて、あの衝撃は超えなかった。
正直ヘインがあんまり好きになれなくて(爆美女すぎて顔に見惚れてた笑)メインの2人よりも家族らや、弟スチョル夫婦のエピソードの方が泣けた。とはいえ夫婦の在り方には今の心情に刺さるセリフが多くて、色々考えちゃった。
ロマンス作品を観たのが久しぶりだったのもあって、総じて良かったけど余韻が残るほどではなかったなぁ。

あえて触れなかったけど、メモ的追記。ウンソンはラスト直前までは嫌悪感しかなかったのだけれど、愛されたことがないから愛し方が分からない、間違った愛し方しかできない。でも本気なのは間違いじゃなかったって思うと少し切なくなる。
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