ASHITAKAAkino

エリックのASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

エリック(2024年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます


ep3
ホームレスを街から追い出す計画を立てながら貧困者のための慈善事業に協力するのか

ep4
裕福な家に生まれない人もいる

お前が正しいと証明しろ


2024年TVシリーズ10本目

ep数少ないのとベネディクトカンバーバッチだからというのもあり鑑賞。
薄味。当初、誘拐犯=エリックという構図を(なぜか)描いていて、期待は裏切られる。面白ければ別にいいのだけれど、役者の良い演技に反比例するかのように全然のれない。舞台役者出身のカンバーバッチもいきいきしているし、撮影も編集も照明も平均点ではあるものの退屈に感じてしまう。自己の写し鏡であるエリック。その偶像が息子によってもたらされるというのは良いアイディアだと思う。なぜなら子はちゃんと父親を見ていた、という証左にもなり得る。その重要な存在がイマジナリーフレンズ的な枠組みをついに逸脱することはなく(当然と言えば当然だが)、そこが最も残念に感じたポイント。時代設定やジェンダー、事件の運びやおざなりなクリフハンガーも、どうしてこうなった、という疑問や不完全さがノイズに。また大好きな『Shame』のアビ・モーガンが関わっていたのも期待値が無駄に上がっていたのかもと終わってから思った次第。カンバーバッチ好きでもない人には厳しいのではとも思うし、お勧めはしない作品。
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