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マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜

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マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜の作品紹介

マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜のあらすじ

歴史上、最も有名で最も謎に包まれたエイブラハム・リンカーン大統領暗殺事件を描く陰謀スリラー。国の命運をかけて、犯人ジョン・ウィルクス・ブースを追いつめた驚くべき物語。

マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜の監督

ジョン・ダール

カール・フランクリン

マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜の脚本

Monica Beletsky

『マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜』のエピソード情報

大統領暗殺

南北戦争終結から5日後、リンカーン大統領は暗殺される。リンカーンの右腕であったエドウィン・スタントンは、その余波により、捜査を率いることになる。

事件の解明

大統領不在という非常事態の中、スタントンは葬儀の準備、容疑者の特定、そして大きな陰謀の真相解明に取り組む。

ヒツジは泳がせろ

南軍のスパイと国外追放者たちの温床となったケベックに、捜査の手が伸びる。ブースはメリーランド州に身を隠す。

逃走経路

スタントンとベイカー刑事は、マンハッタンのウォール街のエリートトレーダーと南軍、そしてブースの関係を調査する。

運命

ジョンソン大統領は、リンカーンの南部再建計画の問題に直面する。ブースを追い詰めるスタントンは、健康状態が悪化していく。

役立たず

スタントンは勝利を収めたが、思いどおりの結果にならなかった。彼はリンカーンの遺産を守るため、共謀者たちの裁判を計画する。

終幕の時

シリーズ最終話。スタントンは個人的、公的な立場を危うくしながらも、正義を貫くため、世紀の裁判を起こす。

『マンハント 〜リンカーン暗殺犯を追え〜』に投稿された感想・評価

Blue
4.0
0

このドラマを見る前に、少し歴史的背景を知っておくとより面白く理解を深められると思うので、ざっくりと書くと、南米を植民地化したスペインやポルトガルは金や銀などを強奪して世界の覇権を握ろうとします。
それに対して北米をイギリス、フランス、オランダなど植民地化していきますが、金や銀は産出されず、自分達で事業起こしていくしかありませんでした。
北米の北部を中心に侵略をし始めてやがて南部まで多くのヨーロッパの人々が住むようになりますが、北部では事業を起こして企業化が進み工業が発展していきます。
それに対して南部は温暖な気候でタバコ産業を中心に農業が発展していきます。

北部では工業が発展していくとより多くの人々に日常で製品を使って欲しいので、国際的にも奴隷化に対する非難もあるし、奴隷に人権を与える事で、安定した労働力の確保と製品を買う市場をさらに拡大していく狙いがありました。
もちろん黒人にも平等な権利を、という理想は掲げられてはいましたが、実際は1950年の公民権運動まで人権意識、賃金格差ほか、全てにおいて区別と差別は明確にあったので、この当時の平等意識はほとんど口実だけだった、という認識は差別される側からすると強くあったと思います。

そして南部は農業が盛んでしたから、安い賃金で雇用できる奴隷制度を撤廃というのは、人海戦術で農園を切り拓いてきた農業にとって大きなダメージがあって、根強い反発があり、それが発端で戦争に発展していきます。

戦争は南部がかなり優勢に進めていたのですが、最終的には北部が勝つ事で決着がつきます。その後の出来事がこのリンカーン暗殺となります。
ここさえおさえておけば面白く見れると思います。
脚本がしっかりとしていてドラマの進め方、テンポも良かったし、逃走する犯人と追う者たちの展開はサスペンスドラマとしてもよくできていたし、犯人を捕まえ南部の組織の仕業とわかるとまた戦争に発展しかねないという実際の政治劇も実に目をひかれました。
また当時は舞台俳優や作家がスターの位置でしたから、南部につくか、北部につくかで人生が変わってしまうという点も興味深いところでした。

欲を言えばもう2話くらい制作して欲しかったです。テンポは遅くなるとはいえ、黒人が証言台に立つ事自体が許されないとリンチを受けたりする可能性は高いので、そういう苦しさをもっと描いて欲しかったし、小説でもAmazonプライムでも見れる名作、地下鉄道のように問題は地続きである、という結末と同じようにした方がこのドラマはより印象に残ったと思います。

あとリンカーンと主人公の友情を元に執念で捜査をしていたけど、ちょっとそれだけでは説得力に欠けるというか、陸軍の長官として犠牲が多大だった分、南部に対して目の仇にしたところはあったと思うので、その視点からもっと描いて欲しかったと思いました。

一方でこれは仕方ないのですが、この時代は皆同じような服装、髪型、ヒゲヅラで見分けがなかなかつかなく、ちょっと戸惑いました。一週間1話配信だったけど、一週間経つと人と名前が一致しなかったりして、正直Netflixのように一挙配信してくれれば良かった気がしました。

個人的にザッと感想を書いてきましたが、充分に見応えがある作品だと思うし、オススメです。
Appleはマーティンスコセッシのキラーズオブザフラワームーンやこのマンハント、そしてベンジャミンフランクリンのドラマを配信するなど、2024年現在、大統領選を意識した作品を連発しています。動画配信サービスをしている会社は、アメリカの未来や過去を描いたドラマや映画を作品を昨年から配信していますが、その点でもこのマンハントは個人的に見るべき作品の一本ではないか、と思います。
興味深く、面白い作品でした。
スピルバーグの映画版はとても高い評価を得ているのに、なぜか印象に残らなかった。妙に眠かったことだけを覚えている。たまたま調子が悪かっただけかもしれない。一方、それに反して本作はとてもおもしろく観られた。

本作では暗殺事件そのものに重点が置かれている。私は観劇中に殺されたという以外はほとんど知らなかったので、なおさら興味深かった。創作もあるのだろうが、ある程度、史実には沿っているようだ。

この作品は犯人逮捕を指揮した陸軍長官の視点がメインになっている。事件の解決も重要だが、それと並行してリンカーンの意志をいかに継ぐかに重点が置かれている。大統領が変われば国策も変わる。民主主義の難しさが描かれる。

しかし私がいちばん印象に残ったのは、ブースを演じた俳優(アンソニー・ボイ)ルの演技だった。暗殺犯としての存在とか、ニヒルな言動とか、とてもうまく役作りされていたと思う。

あと、キャラとしてはもうひとり、医師のもとで働く黒人少女のエピソードも印象深かった。

ちょっと残念なのは、演出がわずかに雑に感じられるのと、あと〝暖炉の炎〟CGで描かれているのが、もろにわかってしまう点。コメディーならともかく、シリアスドラマに使うには、まだ早いと思う。

[ドイツ語吹替音声+日本語字幕]2024/05/10-16 Apple TV+
4.5
0
金ぴかヨーロッパに比べて非常に地味なファッションが見る気をそぐ19世紀アメリカ時代劇全般だが、英国版遠藤憲一並み名脇役のトバイアス・メンジーズが(今回は)主役ということで満を持して。
やっぱり衣装もセットも地味だったが、当時の政治的不安定さも相まってなかなかスリリングに仕上がっていた。

たぶん、アメリカ人なら「ジョン・ウィルクス・ブース」と聞いてすぐピンとくるんだろうが(日本人にとっての麻原彰晃のように)、なんせ興味がないから、出てきた瞬間、「こ、この男が!」というのはなく、そういう名前の人なのね、でしかなかった。というか、そのレベルの知識の方が楽しめると思う。後半に出てくるボストン・コルベットとかいうおっさんとか、決してググってはいけない。
もちろん、南北戦争では誰と誰が戦って、それぞれのイデオロギーが何で、っていう基本は知っておいた方がいいが、ジョン・サラットが誰で、マッド医師が何で、スタントン長官が死ぬのか死なないのか、という細かいことは知らない方が絶対いいと思う。ドラマ途中で一時停止してウィキペディアを見たくなるが、ブースの追跡と捕獲、DCの政治的駆け引きの結果なんかは、ドラマと同時進行で結果を追う方が面白い。

違う意味で今のアメリカも政党間対立がすごいが、当時の政情不安定さがめちゃくちゃ新鮮。
なんせ、クー・デ・ターですよ、クー!奥さん!
いやまあ、数年前の1月6日にけしかけられた人々がクーもどきを起こしかけた国ですが、150年前の綱渡り感がドラマを盛り上げている。
そして、当時からも見られる大統領の権力の大きさよ・・・
リンカーンが決めた「解放された黒人にも土地を与える権利」、暗殺後に大統領になったジョンソンが「俺、それ嫌やし」といえばあっさり撤回される・・・
まあさ、まさかの中絶権利はく奪やら、最高裁の私物化みたいなのが見られる現代アメリカですが、1865年ごろのアメリカの「若い国」感、これがドラマのもう一つの魅力だったなあ、と思った。

しかし、Appleもいいドラマ作るようになったなあ・・・
もちろん、玉石混交はあるが、それは他社でも同じだし。「Ted Lasso」と「The Morning Show」しか見るものがなかったあの頃を想うと、隔世の感がある・・・(遠い目)。