Boss2054

フォールアウトのBoss2054のレビュー・感想・評価

フォールアウト(2024年製作のドラマ)
4.8
原作のゲームに関して、ワタシは全くの知識を持ち合わせていない。
ただただSFドラマとして鑑賞したのみ。

ウエストワールドのクリエイターチームの制作らしく
ウエストワールドの空気感が満載。
つまり、大虚構の世界のお話なンだけど、
説得力が半端ない。
日本のドラマでは到底歯が立たないだろうな〜ト観ながら思った。
日本のドラマって虚構度が上がるたびに何故か説得力が下がっていって、
つまり、どんどん嘘っぽくなって行くのだけれど、
ハリウッド制作のドラマにはそれがない。
CGIにしろガジェットにしろコスチュームにしろロケ地にしろ美術にしろ半端なく説得力がある。
つまり、現実味があるってコトかな。
だから、大嘘だと分かっていても、
安心して観ていられる。

お話は核戦争から200年後の巨大な地下シェルターと荒廃した地上を舞台に繰り広げられる。
何故、核戦争が起こったのか?
ト云う巨大な謎解きと、
核戦争後200年間生きている謎の人物、
シェルターの人たちが知らない荒廃した地上の謎など、
多くの謎に包まれていて、
初回から飽きるコトなくラストまで観られる。
ただ、その描写が時にグロテスクでもあり、
観る人を選ぶかも知れないとも思った。

未来の描写が、
60年代にイメージした懐かしの未来、
日本で云うト小松崎茂先生がイメージした世界観に統一されていて、
何故か懐かしく共感度も高い。
オールディーズのBGMもワタシには好ましかった。
もちろん選曲の理由は明確にあるのだろうが、
そこまでの理由はワタシにはまだ分からない。

さらにワタシの大好きなカイル・マクラクランさんがメインキャストで登場しているのも嬉しかった。
ホント久しぶりだよね〜。
主人公を演じるエラ・パーネルさんも好演。
この2人、父娘の役柄なのだけれど、
ホント、顔が似ていて、本物の父娘の様。
まあ、偶然でしょうけどね。

巨大でハードなSFファンにはオススメですかね❣️
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