最近の動きの随分前に、
女性の自己表現や権利の獲得を描いた
先駆的なドラマだった。
日本にも少なからず影響を与え
数年を経ていま世の中に表出しつつある。
時代は変わり、
数年後、シンシアが
市長選に立候補するとは、
まさにドラマ以上にドラマティック。
実物のシンシアを見ても
あまり役とキャラの差がなく、
自然体で演技していたことが分かった。
今観たらきっと、
単なる色恋のゴタゴタのみならず、
様々な世の中に対するメッセージを
読み取れると思う。
恋愛と仕事の両立、
他人の結婚のご祝儀半強要的システムや、
育児分担、主夫、
毛皮反対運動や、
異宗教間の結婚、
辛い恋の末に幸せな結婚、
幸せな恋の末に非婚の選択、
などなど、
日本よりも数段進んだ価値観で
溢れていた。
楽しく観てしまったが、
もしかしたらキャリーの恋愛よりも、
様々な深いメッセージの方が真意だったのか
とさえ思う。