おらおらせきタン

ウルトラマンアークのおらおらせきタンのネタバレレビュー・内容・結末

ウルトラマンアーク(2024年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

序盤こそややふわっとした感じはあったのだが、全編通してみると徹底して「想像力」をテーマに半年を走り切る。想像力があるからこそ他者と意思疎通ができるし、他者を思いやることができる。でも、一方で想像力があるからこそ、起きるかもしれない未来を杞憂し、起きてしまった過去を後悔する。それでも、「想像力」ことが他者とともに前へと進む原動力なのだ(この「想像力」の有無こそが、ラスボスとの違いだというのも秀逸)。
「想像力」を描くために、想像力により生み出されたキングオブモンスに、不安を取り払い楽園へと導く「柱」と仮面の男、夢へといざなうギルバグと、絡めてばかりの一癖も二癖もある怪獣が現れるのも面白い。