夫とその義父母に家政婦のように扱われながら結婚生活を送っていた主人公・真山千里（小島藤子）。幸せとは程遠い日々を送っていたが、いつかまた夫・悠太（千賀健永）が自分を愛してくれるのではないかと思い必死に耐えていた。しかし、30歳の誕生日に、悠太が若い女性・瑠奈（香音）と仲睦まじく歩いているのを目撃した千里は 悠太を問いただすが、思わず瑠奈と口論になり二人は車に轢かれてしまい―。目を覚ますと、なんと悠太の愛人・瑠奈に転生していた…！ “あなたが愛するこのカラダで人生めちゃくちゃにしてやる”不倫相手に転生したサレ妻の主人公が夫への復讐を誓う痛快な「転生×復讐劇」が幕を開ける―――！

悠太（千賀健永）とマンションに帰った瑠奈/千里（香音）。カラダを求めてくる悠太に嫌悪感を覚え、思わず拒んでしまうが、うまく誤魔化しその場を乗り切る。悠太を帰した瑠奈は改めて自身が転生したことを受け入れながらも、怒りと悲しみで途方に暮れていた。そんな中、ふと事故の傷跡を発見し、悠太への“最初の復讐方法”を思いつく…。後日、悠太の取引先の佐藤（木村了）と偶然を装い接触した瑠奈は、佐藤を利用し悠太を嵌めようと画策する。悠太に関する悪評を佐藤に伝え、悠太への制裁を下し――。

マヤマフーズの重要取引先である四菱との取引が失われ、悠太（千賀健永）は途方に暮れていたが、社長である父・新造（飯田基祐）がうまく事態を収めてくれたことで、ますます調子に乗る悠太。一方、上手く悠太を嵌められたと思い込み上機嫌の瑠奈（香音）の元へ、千里の大学の同級生で、広告代理店勤務の井上宗二郎（佐藤大樹）から連絡が。CM撮影があることを知らされ、慌てて現場へ向かう瑠奈。一方の宗二郎は瑠奈のとある仕草を見て、ふと大学の同級生である千里のことを思い出す―。撮影の帰り道、宗二郎のことを考える瑠奈のもとへ、悠太からのメッセージがきて…。

悠太は（千賀健永）は不正取引により1000万を手に入れるが、すぐに父・新造（飯田基祐）にバレてしまい、取締役を降ろされ、絶望する。もっといい復讐方法はないか考える瑠奈（香音）は、悠太と結婚し「真山家」に入り、弱みを握ろうと考える。早速、真山家へ訪れ、専業主婦だったあの頃の知識を活用し、悠太の両親に取り入ることに成功。すべてはうまくいったかのように思われたが―。後日、宗二郎（佐藤大樹）からオーディションに呼ばれた瑠奈は、宗二郎から、とある疑念を抱かれており…。

美不二グループの令嬢・綾乃（高田里穂）と結婚することになったと悠太（千賀健永）から打ち明けられ、計画が台無しになるのではと気が気ではない瑠奈（香音）。後日、オーディションに向かう瑠奈は、宗二郎（佐藤大樹）から、四菱の佐藤、そして悠太との関係について聞かれてしまい、思わず「自分が千里だ」と打ち明けてしまう。さらには、オーディション会場で親しげに話しかけてきた女性が、あの悠太の婚約者である“綾乃”で…。瑠奈が本当に千里なのか…確かめたい宗二郎は瑠奈を思い出の大学へ呼び出して―。

千里の父・聡（徳井優）が事故で亡くなったことを知り、葬儀場に訪れる瑠奈（香音）と宗二郎（佐藤大樹）。 瑠奈は自身を責めることしかできず、悲しみに明け暮れたまま自宅に閉じこもるが、宗二郎のおかげで徐々に本来の自分を取り戻す。宗二郎を自宅に呼び、二人きりの時間を過ごす瑠奈だったが、タイミング悪く悠太が帰宅し、一触即発の事態に!? 怒りをあらわにする悠太をなだめ、その場を乗り切ったものの、ふと自宅でとある鍵を見つけた瑠奈は「瑠奈の日記」を読み、瑠奈の“隠された過去”を知ることになる。

綾乃（高田里穂）の“献上”ビジネスに関わっていた父・新造（飯田基祐）を脅し、マヤマフーズ社長の座を奪った悠太（千賀健永）。一方、クライアントの判断でイメージキャラクターが自分に決まり記者会見が開かれることを宗二郎（佐藤大樹）から聞き、驚きを隠せない瑠奈（香音）。しかし全ては悠太の企てたことだと知ってしまう…。 そんな折、綾乃から献上の相談が…記者会見の場で最後の復讐を実行するため、何かを決意した瑠奈は“献上”を引き受けて―。

“献上”の様子を記者会見の場で公開し復讐に幕を下ろすはずだった瑠奈（香音）と宗二郎（佐藤大樹）。しかし、二人の仲を疑うあまり、瑠奈の自宅に前もって「盗聴器」を仕掛けていた悠太（千賀健永）に計画を阻止されてしまい、為す術がなくなってしまう。 果たして、【千里／瑠奈】の復讐の向かう行方は―。