『デューン 砂の惑星』のスピンオフドラマ。映画の1万年前を舞台にベネ・ゲセリット設立を描く。
一話一話がひどく鈍重で進みが遅い。キャラクターにも魅力がなく、大半が暗い画面なので非常に見づらい。
端的に言って面白くない。エミリー・ワトソンらキャスト陣は好演しているがいかんせん演出にメリハリがない。
映画版と同じく世界観はすごくいいだけに残念。予算もかなりかかっていて賞レースも見据えて作られただろうがこれでは厳しいのではないだろうか。技術方面のノミネートは見込めるかもしれないが…
主人公であるヴァリア・ハルコンネンに魅力が乏しいのが最大の問題点。かなりえげつない方法で修道会を導くので共感が出来ないし、何を考えているのか終始分からないので感情移入できない。
終わり方的に次のシーズンは恐らくつくられるのだろうが、鈍重でメリハリのない演出をどうにかして欲しい。期待のドラマだっただけに残念。