百年の孤独の1の情報・感想・評価

想像以上に寺山じゃん寺山が想像以上にマルケスなんだけど

(1) マコンドがどのように成立したのか、その端緒が描かれたエピソード。 (2) 磁石やコンパスなどの「文明」の導入が、「心ここにあらず」の状況をつくりだす。科学は人を幸福にするのか、というひとつのテーゼが提示されもする。 (3) コミュニティがどのように形成されるのか、という視点から物語を追うのも、ひとつの読み筋だと思う。

近親婚では尾がある子供が産まれる。この戒め話から物語に恐怖が蔓延する。そういう物語なのだろうか。 近親婚だと血が濃くて奇形児や発達障害の赤ちゃんが生まれることが多い経験から、村では昔からの戒めで近親婚だと化物が生まれるという話が伝われていたのだろう。 この戒め話から始まり、決闘、幽霊、新天地への旅、村の開拓、磁石、コンパスという題材がテンポよく描かれ、先が読めない物語展開に見入って鑑賞した。このドラマの方向性が見当つかない中で、まさかの次男の予知能力へと続く。何と次男が主人公のドラマなのだろうか！？複数の銃口を前に佇む次男が絶体絶命だ。

昔から小説を読もうと思いつつ、読まずに来た。 とうとうネトフリでドラマが出来てしまったので恐る恐る視聴し始めた。連続して観るのはモチベーションがないと無理だと感じて小説を購入。 小説を読み始めると文思のリズムがよく、内容が面白い。 小説を2-3ページ読むとドラマを視聴するのが苦ではなくなった。

大学時代に読んだ中でページをめくるのが1番楽しかった1冊。 題材の突拍子の無さと、物量の途轍も無さからしてどんな映像になるのだろうかと一抹の不安があったが杞憂だった。 丁寧に原作の1シーン1シーンを具現化させていた。 思えばマルケスの文章自体視覚的な文章ではあるので、題材の難易度を抜きにすれば画を想像しやすいという点である意味映像との親和性は高いんだよな。 ただ原作読んだ時はマコンドにもっと赤っぽい土とジリジリとした熱さを感じたので、その辺は解釈不一致ではあった。 でも銃殺隊のシーンがちゃんとかっこいいのでOK。これからどんどんもっとぶっ飛んだエピソードが出てくるのでそれがどう表現されるか楽しみ。

2024/12/16

ホセ・アルカディオとウルスラが故郷の村を出て海を目指し、2年の探索の旅の後海を諦め密林の中でマコンドという村を作る。 ウルスラが心配していたようなことにはならなかったけれども2番目に生まれた息子さんは超能力...予知能力かな？を持っているみたい。冒頭で亡くなっていたのがウルスラじゃなくてよかったけど。 南米かと思ったらポルトガル？密林地帯とかあるんだ(←無知) 話はどこに向かっていくのかまだまだなぞ。

忠実すぎて感動

原作未読です。これまであまり触れてこなかったような物語で不思議な面白さ。 先が読めないし、映像も美しい。

面白い どの国も先人が開拓して土地を理解し豊かになっていったのだとあらためて勉強になった

原作の、前後がぐっちゃんこな時系列が整理されてるし、何より、映像があるのが嬉しい。 とはいえ、翻って、膨大な記述から各々の読者が、それぞれのマコンドを想像してきたのだろう。マルケスが抱いていたマコンド像と、近かったり遠かったり、しかし、いずれにしても猥雑な秘境ではあったはずで……ありったけのパーツを提示し好きに拾って組み立ててもらう、そんな世界観のやり方もアリか！　と思えばたしかにすごい作品。 3/4まで読んで、読了してない。楽しようとしてドラマを見始めだけど、シーズン1。そりゃそうか😭