第一話は、吹き替えをされた木下さん、三上さんのトーク付きの試写会で見ました。
第二部からはホームドラマチャンネルで視聴。

警察官とリビア移民の10代の女の子のショッキングなビルからの転落死、から始まって、颯爽と切れ者DCIサラ巡査部長の登場。

DCIという組織がどういうものなのかググっても出てこないのですが、サラは警察内の不正、犯罪を捜査しているようで、警官からは、その妥協を許さない冷徹な物腰もあり毛嫌いされてます。

現場にいた新人の黒人女性警官の失踪や、悪巧みしてそうなヒゲイケメン警部補、が登場してワクワクさせられました。
早く二話目を見たいな、と。

だけど二話目からは、ちょっとテンション下がりますわ。
見た目いい人で、優しそうな人ほど、身内を庇うとか、自分の保身のために、嘘が嘘を重ねて真実が見えにくくなってきて、真実を明らかにすることが決して正しくない方向に行くものだから、サラを応援してるこちらはストレス溜まる一方です。
そこに人種差別だとか、絡むものだから。

最後までスッキリする事なくエンディング迎えます。
唯一の救いは、いけ好かない野郎のショウ警部補が奥さんに捨てるよう預けた、解決のキーである証拠品を実はーーーーという所かな。

ひたすら暗い社会派ドラマ
善悪が曖昧なのがリアルでとても良かった

全3話。三話では描ききれないテーマだとは思うけれど、これ以上長引かせても面白くなったかどうかはわからない。

主人公の捜査官サラ・コリンズは、警察官と移民の少女の転落死について調べているが、幾重にも妨害をうけても真相のアウトラインを掴む有能さがある。しかし頑なな性質のゆえに、苦い結末となる。解決したとは思えない終わり方に、見ているこちらもモヤモヤする。
が、どうも続きがあるような作り方だなと思っていたら本国ではシーズン２があるらしい。
ということは、この三話はサラという人間の硬さと、それゆえに出世が難しいのだろうという署内の立場、とはいえ寄り添ってくれそうな仲間もいるというところを紹介する役割なのかと思う。
サラの頑なさは嫌いではない。同性愛者にしなくてもよかったとは思うけれど、署内での浮きかたの理由のひとつなのかもしれない。

ラストでは殺人を取り扱う部署へ異動が決まったようだったので、S2ではもっとサラの活躍と、サラの人生が描かれるのかなと思うと楽しみではある。