松坂桃李主演で実は期待していたが、すごく消化不良で、モヤモヤして終わった。凄い問題に取り組んでます的に見せて、あちこち手を出して、とっ散らかっちゃってるし、味気ない。つい辛口になってしまう。
桃李演じる御上先生、最初は淡々とした口調と観察力、不思議な凄みがあった。1-3話まで、話はまだよく飲み込めないし、なにが起きるのか謎で、サスペンス調かミステリーか？と思っていた。初めは学校物の衣を着て、実は官僚社会問題？教育者として赴任したのでは無さそうだから、文部省にきりこむのか？など推測していたが….
3話目位まで、東大進学率の高い高校の三年生達は勉強では頭が良いのだろうが、考える力、想像力が不足してるなぁー、と見ながら感じていたが、最終話まで見て、やっぱり、そういう見せ方をして、そう言う事を言いたかったのか、と納得した。が、文科省や学校から変えるとか、裏金、裏入学など、大きく一筋縄では行かない問題を、何故、受験生の高校三年生に背負わせるのか？そして自死問題や殺人も絡めて話が大きくまとまりつかない。中心になる高校生達の力は凄いよ、みたいに、見せてるけど、いやいや、なんだよ、この話！って感じることが多かった。
まして最終話に至っては、御上と槙野（岡田将生）の計画を数人の高校生にネタバレすることが理解できない。それを、さも良い話の様に「みんなで考えて」ってなんか違うんじゃないか？面白そうに見せ掛けた、見せ掛けドラマと感じてしまった
No.682
