なかなかキャラクターが面白いひとばかりで、なによりギリシャの風景がいい。
主人公のカリートスの有能さと風変わりさはそれほど新鮮ではないものの、なくなった父親（同業）への強いこだわり、恨み言を抱えている点が強いポイントに思えた。
私自身、年々、こうした家族間でのこだわり事とそれからの解放がとても身にしみるようになってきたということもあって、父親の過去についてカリートスにほんの少しの助言を与えてくれる元革命家のおじいさんとか、なかなかじんわりと味わい深かった。おじいさんのおうちもとても素敵。

カリートス自身、降格の危機に見舞われたり部下もなかなか一枚岩ではなかったり、見どころはそれなりにあるのだけれど、やっぱりなんといっても美しい風景。あの青と白の対比をまた見たいと思う。

すごく面白かったわけではないけどつまらなくもなかった。
一つの事件の解決までが長かったかな。
主人公のカリートス、良い。
見た目や警察での立場や家庭での立場...似たようなキャラをどこかで見たような、ありがちなキャラクターではあったけど、だからこそ親しみがあったのかな、良かった。
ギリシャの美しい風景も良き。
スで終わる名前(苗字)が多いんだね。
ほぼそうかな？ちょっと混乱したかな。