被写界深度の5の情報・感想・評価

エピソード05
あいつの3年間
拍手:0回
あらすじ
紺野(平野宏周)にキスをした早川(宇佐卓真)は、あの日以来、屋上に現れなくなった。そして二人はすれ違いのまま、卒業を迎える。 あれから三年後——紺野は希望通りに美術大学へ進学。多田(岡慶悟)の知り合いで、メイクアップアーティストの梅さん(崎山つばさ)と出会い、多くの刺激を受けながら、日々カメラを学んでいた。けれど、最後に見た早川の表情が、ずっと心に引っかかったままだった。 そんな中、紺野は撮影のバイトで、とあるインディーズバンドのライブを訪れる。会場から漏れ聞こえてきたのは、早川のボイスレコーダーに録音されていたあのメロディーだった。 紺野と早川は久しぶりの再会を果たし、早川が、あの日屋上で別れたあともずっと、音楽と向き合って生きてきたことを知る。しかし、二人の間に流れるぎこちない空気が、三年間の空白の長さを物語る。 あの頃のような関係には、もう戻れないかもしれない――そう思いかけた矢先、紺野にもう一度、早川と会うチャンスが訪れる。