派手さはないけどいいドラマだった気がする

今年のタクフェス「ぴえろ」の予習として。やっぱり元々舞台の作品を映像化するとちょっとこってりしちゃうよなあ（映画版くちづけ、あいあい傘でも感じた）と思いつつ楽しんでいた前半、すっかりストーリーに夢中になってあっというまに完走しちゃった後半。はあ、やっぱり大好き。

さすが宅間さん、随所に効いたダブルミーニングがすばらしかった。ああ、そういうことやったんか……って何度もなって、そのたびに泣いてしまった。みんなに居場所があって、安心して泣いちゃいそうになるホーム感も大好き。このあったかさはタクフェスのトレードマーク。金田さんに柴田さんに……いつもの面々にもほっこり。そうそう、主演の古田さんは宅間さんが乗り移ってるみたいやった。

先にgetできた舞台パンフレット、順平ちゃんがいなくてめっちゃ寂しくなっちゃった…… サッちゃんも。でも、新しい登場人物もちらほらいるみたいで楽しみ。このドラマからもう10年近く経っているし、そういう意味でも色々アップデートされてるんやろうなあ。めちゃくちゃ楽しみ。

どんどん時代は変わり続けて、表現も演出もそのたびに変化していくのだろうけれど、宅間さんにはいつまでもくだらないことで笑わせてほしいし、このあったかくて笑いながら泣いちゃう世界観を守り続けてほしいです。

はあ…… でも、今はまだ、ドラマ版のみんなが恋しいなあ。観られてよかった。ありがとう。

島倉千代子「愛のさざなみ」を知り、大好きになったきっかけ