カーネーションの151の情報・感想・評価

ついに最終話。 全体で見ると、夏木マリ演じる老人編はやはり多少勢いは落ちたものの、それでもやはり、朝ドラ史上最高傑作の名は伊達じゃない。最後まで楽しめた。 個人的には、老人編をもっと短くというか…エピソードが多いわりに、一つ一つの描かれ方は意外と短かったので、老人糸子のエピソードを減らして、代わりにもっと濃密に描き、またその分、あまり尺が充てられなかった聡子の活躍をもっと見たいなと思った。

糸子（夏木マリ）が亡くなってから4年後——平成22年（2010年）9月、だんじり祭り当日。《オハラ洋装店》2階のサロンには家族や友人たちなど大勢の客の姿が。 ↑飾られた糸子の写真、ポーズがモデルの小篠綾子さんにそっくり！ 久し振りに登場したジョニー（浅利陽介）、腹回りがぽっちゃりしてきたらしいw 水野浩二/浩ちゃん（小笹将継）は、自身が洋裁師を目指すきっかけとなった斉藤源太/源ちゃん（郭智博）を前にしてソワソワw ワイン🍷の蘊蓄でナンパしている龍村（辰巳琢郎）を節子さん（山田スミ子）が窘めていると、すっかり快復した加奈子さん（中村優子）が家族と共に来訪！　またも奇跡だ🥹！ TV局から糸子の生涯を朝ドラにしたいと打診された優子（新山千春）・直子（川﨑亜沙美）・聡子（安田美沙子）。母の生前の希望を叶えてあげようとノリノリの次女・三女に対し、「しょうもない姉妹喧嘩」がお茶の間に放送されることが少し気がかりな長女w さらに時は経ち、平成23年（2011年）10月。小原3姉妹はバリバリの現役、優子と直子は互いのショーを見るように。……でも、お母ちゃんがいなくなって寂しい。いつもそばにいるから泣かないよう励ます糸子。 誰もいないのに自動ドアが開いて風が入り込む、とある病院。車椅子のおばあさん(名前は呼ばれないが、おそらく奈津)が朝ドラ『カーネーション』第1話を鑑賞し始めた。最終回だけど、皆の心の中で物語はずっと続く。 ＜時は大正　岸和田に　生まれた一人の女の子 　名前を小原糸子と申します。 　着物の時代に　ドレスに出会い 　夢みて　愛して　駆け抜けた 　これは　その　おはなし＞ 第1話冒頭、2人の糸子の歌。たしかに夢見て愛して駆け抜けた物語だった！ エンディングには、歴代の【小原糸子】を演じた二宮星・尾野真千子・夏木マリの写真が。お疲れ様でした！

糸子が亡くなり、それでも続くだんじり。 あのサロンにはまた集まる人々。 末期がんだった吉沢さんがお元気そうな姿、 本当に奇跡を見せたのね。 亡くなってからも朝ドラで生き続ける糸子。 その朝ドラを見つめるのは、おそらく..？ じんわり幕を引くような、それでいてどこか爽やかなような最終回。

だんじり祭。糸ちゃんの縁で繋がった人たちがみんなで祭を楽しんでいる。 糸ちゃんの物語が朝ドラになるみたい。最後は尾野真千子出さないとね。ラストにオープニングタイトル。

2023.09.13