kazマックスグローバーレッド

コブラ会 シーズン5のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

コブラ会 シーズン5(2022年製作のドラマ)
5.0
Season5鑑賞前にもう一度Season4をおさらい再鑑賞、ベスト・キッド映画も再度『1』〜『3』まで見直して、Season5を見終えた後もさらに映画『1』〜『3』を再々鑑賞。このシリーズは見れば見るほど伏線の再発見があってめっちゃ面白いです。

『ベスト・キッド3』でミヤギさんの教えのひとつが「カラテも盆栽も根っこが強ければひとりでに育つ、いずれはダニエルさんも自分のカラテをするようになるだろう」とのこと。

そんなダニエルさんをダークサイドに引き込んだテリー・シルバー先生が伝授するのは「血まみれフィスト」や伝家の宝刀「呼吸困難肋骨粉砕突き」。
顔面突きに至っては当たってくる相手が悪いんだと反則技まで教えてしまう。このやり取りを知っておくとSeason5がより楽しめる。


『1』の宿敵ジョニーはクリース先生に「足を狙え」と命令されながらも明らかに動揺、そこから彼の人生は転落。
『2』の宿敵チョーゼンと『3』の宿敵バーンズの若い頃はクズ中のクズ! しかし人生のドン底を経験すれば人は変わることが出来るんだ。

「人は誰でも変われるんだ!」の名言を生んだ『ロッキー4』ではディレクターズカット版の主題歌が「アイ・オブ・ザ・タイガー」で、歌ってるのはサバイバー。
そしてコブラ会Season5第9話のタイトルが「サバイバー」って、これは皆でアイ・オブ・ザ・タイガー歌いたくなるよね。

サバイバーはベスト・キッドの主題歌「ザ・モーメント・オブ・トゥルース」も歌っていて、この曲を作曲したは誰もが知ってる『ロッキー』のテーマ曲を作ったビル・コンティ。
『ベスト・キッド』本編で使用される「ザ・モーメント〜」のインストロメンタルも素晴らしく、実はビル・コンティって『ロッキー』以外でもいい仕事してるんです。

『コブラ会』のその他の選曲ではフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」が効果的に使われて、あそこの演出はなかなか良かった。


またジョニーがロビーとミゲルを仲直りさせるのに『ヤングガン2』のドクやチャベスを引き合いに出したかと思えば、ダニエルさんの「いとこの弁護士」についてはラルフ・マッチオ自身が1992年に出演したジョー・ペシ主演の法廷コメディ映画『いとこのビニー』を指していたりと、映画ネタも盛り沢山。

そして忘れてはいけないこの人、スティングレーこと『リチャード・ジュエル』のおデブちゃんポール・ウォルター・ハウザー。彼が『ターミネーター』のあの台詞じゃないもう一つのほうの名台詞をキメています。

さぁ次はSeason6、果たしてヒラリー・スワンクは登場するんだろうか???


このところ再びベスト・キッドがマイブームなので関連サントラを毎日聴いています、
では10年程前に『コブラ会』のアイデア元になったPVいってみましょう♫
「Sweep the Leg Johnny」
(足を狙え、ジョニー!)

https://youtu.be/oNSx85olMPY