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デアデビル シーズン2のBMBのレビュー・感想・評価

デアデビル シーズン2(2016年製作のドラマ)
3.0
シーズン1から登場人物が増えて世界観が広がったけど、ほとんどが中途半端に終わったように思う。

エレクトラとインチキ日本集団のヤミノテ関連は、フワフワしたキーワードが飛び交ってイマイチ話が掴みづらいし、各キャラに魅力がないから、どんどんゲンナリしていく。
しかも残念なことに、これがメインストーリーらしい。

弁護士事務所3人の喧嘩は必要以上にギスギスしてて見るのが辛い。
謎の行動力で危険に飛び込みまくって周りに迷惑をかけるカレンと、弁護士業を疎かにし続けるマットにイライラさせられっぱなし。
まともなのはフォギーだけだけど、彼もイマイチ報われない。
ヒーロー活動とカタギ仕事の両立は面白いテーマだと思うからもっと上手く扱ってほしかった。

唯一、パニッシャーだけは最高にクールで、コイツが出てきた辺りはメチャクチャ面白かった。だけど、意外とすぐに捕まってからは暗い過去と裁判シーンばかりになってしまう。ストーリー自体は面白かったけど、もっと暴れまくるシーンを多く見たかった。
というかエレクトラ関連が長すぎる。もうちょっとパニッシャーに尺を分けてよ。

中盤フィスクが出てきて、少し面白くなるけど、それも一瞬の盛り上がりですぐにエレクトラの話に戻ってしまう。

ラストもかなり残念。
シーズン1の中ボスだったノブがラスボスってのがショボすぎだし、パニッシャーが助けに来るシーンもメチャクチャ雑。
エレクトラが死んだところでなんとも思わないし、話が進むにつれ各キャラの心情がどんどん理解できなくなるのに寂しさを感じるくらいだった。

序盤のデアデビルとパニッシャーの対立を中心に据えたストーリーは期待が持てたけど、そこからどんどん話が変な方に行って、最終的には非常に残念な結末を迎えた。
パニッシャーは独立したドラマをやるから今後は絡んでこない気もするし、シーズン3が不安になるシーズン2だった。
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