ひきこもりぺんぎんとびおくん

大奥〜華の乱〜のひきこもりぺんぎんとびおくんのネタバレレビュー・内容・結末

大奥〜華の乱〜(2005年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます


このシリーズの大奥だけでなく、よしながふみの大奥もそうだが、女は後継ぎを産む機械という役割だけしか期待されてない世界観のドラマなので観るのに覚悟が必要だった。
特に柳沢吉保が妻?(側室)に上様のお酌とかする世話をしたシーン。吉保に添い遂げるつもりで嫁いだのに、上様に抱かれろと。吉保は人の心があるのか?と。
これがあれなんだろうな、現代で言うところの「自分の娘(妻)がレイプされてもいいのか?」問題に繋がる。自分がされる訳では無いから、されても仕方ない、(ドラマの場合)俺の出世のために妻が上様に半ば無理やりヤラれてもいい(もしくはあれなの?寝取られ願望?)。男は女体(女性ではなく女体)を共有することが出来るという慣習にも繋がる。


書いていて思ったのが、「大奥」みてそういう感想を持つ人が皆無なのだっていう驚き。ざっとフィルマークスの感想を見たが、そういう性的なことを考えている人はいなかった(色気がーって言ってる輩はいた)。
なるほど、普通の人ってのはこういうドラマでさえも「何も考えずに」観られるんだなあと感心感心。



ずっと気になるのはお伝の方が安子様や長丸君に悪さを企てるんだけど、仕掛けておいて本当に事が起こると驚き、ビクビクして逃げていくの。ああいうの大抵はしたり顔するので新鮮。3回目もそんななので、お伝の方は本当はやりたくないけど、上様からの寵愛や徳松君が跡継ぎというお墨付きが欲しいがために、企てるんだと思う。だから「罪悪感」が驚きとビクビクに出ちゃうんだろうと。


9話の信子から桂昌院への「神頼み」という言葉が引っかかる。仏教に対し信心深いなと言った後に「神」ですかー。「仏頼み」なんて言葉ないがそれでも良かったと思うし、「仏いじり」(むやみに仏を信心すること)という言葉を使う方が合っていると思うのだが……細かいところが気になる性格ってつらい。




うーん、なんでしょうね。
見終わっての感想……。
んー、なんかこう….............................
んー、改変しすぎておもんない。
原作や実話に基づいたものを実写ドラマにするとなんでこんなに改変してしまうんだろうっていうかなしみ。

韓国の朝鮮王朝時代のドラマでもなんかこう……
やはり取ってつけたような演出・衣装・汚れ具合・顔色とかってどうにかならないものだろうか?

んー