このレビューはネタバレを含みます
結構、止まらなくなるほど面白かったが、(3シーズンにいえることだが)演出が仰々しい。いや、そんなドラマチックに長台詞言うてる間に患者死なない？大丈夫かよ？と心配になる。だが、1~2シーズンともに「恋愛」要素少なめでとても良かった。日本のドラマだとなぜか内輪で恋愛し始める。しかも、ティーンものかよってくらい大袈裟な演出の恋愛シーンばかりになるから、今作はそういうのほとんど無くて、安心して見られた。まあ藤川と冴島さんのはやはり、なんで冴島は藤川を！？と最終回の冴島さんのセリフを聞いたとてまだ思っているくらいにはよく分かんない組み合わせ。そうそう、恋愛といえば、1~2シーズンに出てたドクターヘリパイロットの寺島さんがやってた役の人、かなり年下の奥さんがいるという設定なのだが、これは引いた。あと、冴島と田沢の馴れ初め、家庭教師だと言っていたということは高校生だった冴島ってことですよね。つまり、そういうことですよね。気持ち悪いですね。だからこそ、自分色に染めようとする人ではなく、一緒に歩いてくれる藤川のような人を好きになったんだろうか？ね。恋愛要素少なめだけど、馴れ初めとか深く突き詰めると気持ち悪いなって思う。あと個人的には藤川が冴島と付き合ってだいぶ経ったら「お前」とか(あとなんか気になる言葉あったが忘れた)呼んでて、ああ、こいつ自分の「もの」になったら彼女見下すオスかよ…と思って、多分その辺がなぜ冴島は藤川を選んだんだよ…と思う一因でした。緋山せんせーの不倫未遂も一歩間違えたてたら応援せずに気持ち悪がってたと思いますし。
あ、あと、世代論みたいな感じになりそうだけど、白石さんたちの代は黒田先生の代のようなお堅い感じの指導医がいて、白石先生たちはあんな風に仕事を覚えていったりしたが、名取先生の代になるとゆとり？っぽいなと。灰谷先生にまあ共感した。でも、灰谷先生はお仕事できるし、その点は私とは違うんですが。
その世代の価値観というか人間性というかそういうのすごく伝わってきた。
3期は緋山先生がとても良かった。うん。それだけ。
