アマプラオリジナル作品。
天使アスラフェルと悪魔クロウリーは遥か昔、アダムとイヴの時代からの友人。時には喧嘩しながらも助け合ったりするなど、他の天使と悪魔にバレたらただでは済まない関係。11年前、神の偉大な計画により悪魔サタンの子がある子どもと取り替えられた。それは天使と悪魔の戦争、地球の破滅を招くハルマゲドンが起きることを意味していた。アスラフェルとクロウリーはハルマゲドンを回避するため、互いに協力し合うが……。
恐らくキリスト教としては内容ヤバイだろうなー。天使と悪魔が協力なんて。しかもその他の天使と悪魔も、ハルマゲドンが起きることを望んでいる。ある意味作品自体が反キリスト的な。
それは置いておくとして、ジャンルはコメディであり、ホラーなどの要素は皆無。悪魔の描写はホラーじみているが。4話はアスラフェルとクロウリーの過去がコメディタッチで描かれていて、特に楽しめた。
気になったことは、子どもに反捕鯨や反原発を語らせているシーン。大人ではなく子どもに語らせることで、それが絶対的に正しく否定させないという制作者サイドの意地汚さを見せられたようだ。気に入らないことは何でも否定する欧米人に見られる偽善さが垣間見られ、気持ち悪さを感じた。そこさえなければコメディドラマとしては最高の作品、スコア4以上だったのだが。ただそれでも楽しめたし、オススメしたい作品なのは間違いない。
