仮面ライダークウガの12の情報・感想・評価

初のライダーキック回。五代、約束通り神崎先生と13年ぶりの再会を果たす。 「そういえば、今日は大事な人に会うんじゃなかったのか？」「はい、その通りです」「そうか」「でも大丈夫。間に合わなくても約束は果たせますから」「ところで一条さん、俺ちょっと別行動していいですか？」「え？」「さっき戦ってる時、咄嗟にキックを決めたんです。けど、奴はかなり強くて通じなかった。いつもみたいに足も熱くなったのに。キックはキックでも、もっと強いキックじゃなきゃ倒せないのかなって。それをずっと考えてて…なんとか答えが出そうなんです」「答え？」「はい。俺の107番目の技を応用すれば、もしかしてって」「分かった」「じゃあ奴が見つかったら連絡してください。すぐ行きますから」 ★「しかしアイツ、よく覚えてたなあ」「え？」「実は私は今日、たまたまこれを見つけましてね。13年前、五代が小学校を卒業する時に書いたものです」「あの、たまたまこれを見つけてなかったら？」「…当然、来なかったでしょうね」「そんな…」「いや、失礼」「先生もそれでよくいらっしゃる気になりましたね。普通来ないですよ。私なら絶対来るわけないって思っちゃう」「それがよかったんです。願掛けするにはちょうどよかった」 ★立花小学校に到着するも「取り壊し？」「ここもなくなってしまうのか…私が信じていたものは、どうやら消えてく運命のようです。五代に連絡とれませんか？」「え？」「これでは帰るしかないでしょ」「この門、乗り越えてみませんか？」「え？」「五代君、絶対来ますから」 「各県警からの情報を情報を相合すると、被害にあった大型車は全てアイドリング中だってことが分かった」 五代、空中前転からのキックを思いつく。とりあえず、空中前転は成功。 「〝まさか来るはずはない〟そう思いながら、私はあの笑顔に何処か期待していたのかもしれない」「え？」「私はね、教育というものが分からなくなったんです。上からは〝子供たちにゆとりを与えろ〟と言われる。親たちからは〝成績を上げろ〟と言われる。子供たちは〝別に未来に期待はない〟と言う。だったら私は、子供たちに何を与えたらいいのか。それとも、与えるものなんてないのか…なんのために教師でいるのか、分からなくなりました。もう教師を辞めようかとさえ思ったりしました。だから、願掛けをしたんです。もしも今日のことを五代が覚えていて、連絡などしなくても来てくれたなら、私が教師でいた意味が少しはあるんだと考えてこのまま続けてみよう。そのかわり、五代に会えなかったら教師を辞めよう…教師らしくない、いい加減な考えです」「たまにはいいんじゃないんですか？五代君、先生と会うの本当に楽しみにしていました。凄く尊敬してるんだと思います」「私なんかの何処が良かったのか。今の私は…それが知りたい」 五代、一人稽古での空中前転からのキックを成功。 アルバムの表紙絵 SAM & WINKY 「五代君、今頃きっと2000番目の技を使って一生懸命やってると思います」「2000の技…そうか、約束というのはそのことです〝2000年までに2000の技を身につける〟アイツは確かにそう約束しました」「じゃあ守ったんですね、五代君」「とんでもない奴だ」「多分、それができたのは〝みんなの笑顔のために頑張りたい〟って、いつも五代君が思ってきたからだと思います。これ(サムズアップ)知ってますか？」サムズアップを仕返す神崎先生「これは…これは！」「どうしたんですか？」 ★「五大雄介、(サムズアップ)こういうのを知ってるか？古代ローマで満足のできる、納得できる行動をしたものにだけ与えられる仕草だ。お前もこれに相応しい男になれ。お父さんが亡くなって確かに悲しいだろう。でもそんな時こそお母さんや妹の笑顔のために頑張れる男になれ。いつでも誰かの笑顔のために頑張れるって凄く素敵なことだと思わないか？先生は…先生は、そう思う」 初の〝ライダーキック〟らしいライダーキックこと、マイティキックを決めてサイ怪人の22号を撃破。五代、神崎先生のもとへ。13年ぶりの再会を果たし二人でサムズアップをし合う。

五代との約束から教師としてのルーツを取り戻す神崎先生。いつ見てもいい話。 井上高志さんの名演技と、2000番目の技、ライダーキックの誕生が重なる。

とてもほっこりする話。雄介頑張ってますわ

空中前転からのキックはとどめを刺す赤のクウガの十八番だと思っていたらこの回が初登場。強化マイティキックという命名がされてるそうです。初めて知りました💧…神崎先生の葛藤は雄介に再会する前に桜子さんと会話して解消されていました。2人が再会した時は👍と笑顔だけで成立して台詞が無いのが良いですね。

恩師が教師の悩みについて語るシーン、深い

雄介と恩師である神崎さんの関係性や雄介のルーツが少し知れる良い話でした。