Asuuu

ピーキー・ブラインダーズ シーズン1のAsuuuのレビュー・感想・評価

4.4
『ここは俺たちの場所だ一一どうなるかは分かるな』

ダウントンアビーが有名な1920-30年代のイギリス。🇬🇧
格差社会ともとれる貴族と労働者との階級社会…約100年経った今、再注目されているドラマ「ピーキーブラインダーズ」
貴族の抗争を描いたダウントンアビーとはまた違う"イギリスらしさ"が魅力的


<Aboutざっくり>
1919年WⅠ戦後のバーミンガム、ロングフォード
イギリス北部にはびこるギャング達の中でも名を馳せるピーキーブラインダーズの活躍を描いた作品。


<ピーキーブラインダーズの意味>
ピーキーとはハンチング帽などの被りものの別称。
彼らはそこにカミソリを入れて相手に向かって殴る(目を見えなくする)ことからこの名前がついたのではと言われています←オソロシ😱
それか深く被ると前から目元が見えにくい(ブラインド)という意味もあり。


<20sのイギリス>
第1次世界大戦後のイギリスは資金不足と労働者スト、格差社会…さらに世界の中心が"ロンドン"からアメリカ"ニューヨーク"へ変わる激動の時代でした。

そんな中、警察がギャングと手を組んだり賭博や密輸などが横行した時代でもあり、西部劇のような国内分裂も起こっていました。


<感想>
キリアン・マーフィーが本当にかっこ良すぎる。
皆口を揃えて言うけど本当に良かった…
イメージ的にギャングやらマフィアって
長男よりも次男の方がリーダーというパターン多いよね笑

まさに三兄弟(ホントはもっといるけど)の性格が滲み出ていて人らしく良かった👍
恐らく長男だと幼い頃から制限されていたり我慢した分の反動からグレがち、三男にとっては重責なので次男なんだなーとつくづく思う。

登場人物は架空なものの組織自体は実在したという事実もあってか
当時の情勢が出ています(労働ストやIRA等など)

そして女性の立場。戦争時期の女性の地位はほぼないようなものだけど、このドラマに出てくる女性キャラクターは皆、自分を守りつつ男に物申す。そのカッコ良さ
男は拳で、女は頭で使う姿勢が好き。

イギリスらしく相変わらず全然晴れない天気
3枚以上の背広、ロングコートに首元の詰まった襟、ネクタイや懐中時計
足首長めの黒靴(雨が多いため)
そしてハンチング帽と特徴的な刈り上げスタイル

今見るとかなり滑稽な格好でもとても似合って見せるむしろカッコイイとも感じる不思議さ
BBC制作だけあって細部まで作り込まれてて雰囲気だけでも見る価値あり!
私はダウントンアビーと一緒に見てます🙌
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