Reno

ザ・クラウン シーズン6のRenoのレビュー・感想・評価

ザ・クラウン シーズン6(2023年製作のドラマ)
5.0
ついに終わってしまった
多くの人が言っている通り、S4までの力強さは静まってしまい、S5に引き続きゆったりとしたトーンで、有終の美といえるファイナルシーズンではなかったけど、それでも6シーズン全てを通した波・抑揚は愛すべきものでした

本当、全6シーズン、このドラマを観てきた日々は素晴らしいものでしたよ

人生って美しいなって思えたし、同時に王室はやはり民主主義を勝ち取った人類にとっては古い足枷でもあるという想いも揺らがなかった

色んな思いが溢れました。まだ整理できないかも。ピーター・モーガン、素晴らしい人生のドラマを6シーズンやりきってくれてありがとう✨


とりあえず以下、最後にキャラごとのコメント

★エリザベス女王★
クレア・フォイ、オリヴィア・コールマン、イメルダ・ストーントン、3人の演じたエリザベスそれぞれ好きだった

シリーズフィナーレでは3人ともでてきてくれて、長く続いたシリーズのフィナーレとしてやるべきことをやってくれたね!素晴らしかったです!

ちなみに8話に出てきた若いエリザベス女王はクレア・フォイをディエイジング処理した?ってくらい似てたけど、あれはまた別の俳優?やっぱりクレアをディエイジングした?

★マーガレット王女★
初期シーズンから大好きだった!
出番は減ったけど流石に、8話はまるまる使って、マーガレットの最期の日々を描いてくれて、エリザベスとの色々あったけど姉妹として愛し合う関係が尊かった。
素敵な幕引きでした、、

★フィリップ王配★
この人も最初結婚したばかりの若い頃は王室を近代化しようとした若者だったのに、だんだんと時代に取り残された保守派のように感じられてしまってむしろ嫌になることもあったけど、母を失い父ともうまくいかない孫のウィリアムの部屋でウィリアムを導く姿は感動した

★ダイアナ元妃★
本当良い人だよね
そして本当残念な死
もうこれ以上言う必要はないでしょう

★チャールズ皇太子★
ドミニク・ウェストハマり役だよね!笑
良いところもたくさんあるのに、不器用さも感じられて、特に子どもとの関係で少し戸惑うところは、『アフェア』のノア役を思い出すんだよね。それもあって世間の人々のように嫌いになれなかった笑 

むしろこのドラマ通してチャールズのこと嫌いになれた時期なんてなくて、なんでみんな責めるんだろうって思った。運命の相手カミラとの長い恋も素敵だったし、シリーズフィナーレでの文字通り満を持しての結婚は本当感動した、、

エリザベス、認めてくれて良かった
エリザベスが言ってた通り、カミラも耐え抜いて本当すごいよ 

カミラとチャールズの幸せが一番!

★モーモー★
前シーズンで出てきた時は、西洋社会で健気に地位を築き、エリザベスからの歓迎を夢見ていたのに、エリザベスに冷たくされて、でもダイアナが友になってくれてっていうドラマがすごく好きだったんだよね。だけど、今シーズンではだんだんと周りが見えなくなってしまって、息子とダイアナへの間違った期待の暴走が残念だった 息子とダイアナの事故死は彼にとってもとてつもない悲劇だったのはわかるし、良い人だったから、晩年は安寧を手にしてくれていたら良いな

★ウィリアム&ハリー★
ようやくこの人たちは、なんとなくテレビで知っている世代!笑 やっとこのドラマが自分の知ってるイギリス王室のメディアイメージにたどり着いて繋がった!笑 ちょっと問題児なハリーがこの後、この数年ニュースで話題のメーガンと結婚した人なんだね!!

ウィリアムとケイトもなかなかすごい宿命的な恋があったんですね!すごい!フィクションかのよう!

ちなみにケイトの母親役は絶対知ってる顔なのに思い出せない!って思ってみてたけど、ハウスオブザドラゴンのレイニス役ね!!!すっきりした!!笑

なんかでもおばあちゃんのエリザベスと良い関係なのはすごく微笑ましかった。おじいちゃんフィリップも息子にはダメだったけど、孫の二人とは良い関係を築けているっぽくて嬉しかったよね。
Reno

Reno