このレビューはネタバレを含みます
この二分化された世界が余程に完全性を欠いているのは、善い意味でそれぞれに属する人間たちの思想であり、思惑・信念に、葛藤・感情といった背景が乗っかっているからだろう--
(しかも、それは始祖と呼ばれる存在が出来てから、ずっとだ--
当たり前に見えるが、プロセス側の体制・島の情景を見せてきたS2はやはり面白くなってきた。
どちら共に、悪・正義とも掴みどころのない出来
誰かの犠牲の上に何かが成り立ち、誰かが奮い立ち、何かを成し遂げようとするし
それは105年間も二分化された世界で塵となって積もった鬱憤・不信・疑惑が一斉にはだけていく
(いかんせん、その105年もの間に一度も暴動が起こらなかった現状(笑)と、その起きた暴動がそんな一瞬で留まるんかぁーー...と多少なりともツッコミたくはなる。笑
ただ、良い意味で壊れてきて・狂い始めてきた
この二分化された世界に生きる人物像を眺めるのはかなり愉しくなってきたので、S4まで駆け抜けたいと思う所存です。
