Ayakashd

オザークへようこそ シーズン1のAyakashdのレビュー・感想・評価

3.9
なんつー…なんつー…展開だ。
メキシコカルテルの手先として決死の資金洗浄を担うマーティの物語もさることながら、少し寂れた湖畔のリゾートに生息する小悪党たちが、マーティの登場で転がる石のようにどんどん悪事に手を染めていく様子がリアルでスリリング。マーティさえ来なければ、田舎の小悪党で済んだものを、誰も彼も、死ぬか、殺すかに堕ちていく。
素人がフィクションに求める「必然性」を嘲笑うかのような「予測不可能性」。それなのに圧倒的説得力。こう、こうくるか、このキャラは、いや、わかる、そうなるのもわかるが、予想できなかったぜ…なんて秀逸なキャラ設定と脚本…後半はまじでとんでもない緊迫感だった。

ルース最高。e7あたりで興奮のあまり叫んだ。ルース、最高。ジアメリカンズのキンバリーもめっちゃ良かったけど、この子、ほんとに最高だな。

あとね….わたし、デルが好きでこのドラマ観てた。デルかっこいいじゃんか…ゴリゴリのヤクザなのにインテリヤクザでもあるっていう…スマートで、寡黙で、無表情で、洗練されていて、恐ろしい、あの男前ヤクザめ…ねえ、デルが好きで観てたのよ…くっ……
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