茉央

奇皇后の茉央のネタバレレビュー・内容・結末

奇皇后(2013年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの時代物。
そしてこんな長編を見切ったのは今までで初めてでした……
最初は見切れるか不安だったけど、内容がおもしろすぎてどんどん見れた。
主に四部構成で主人公スンニャンの男装時代、女官時代、側室時代、皇后時代に分かれます。一番面白かったのはやっぱり女官時代とヨンチョルに復讐するまでかなあ。
ヨンチョルやタナシルリは生きていた時は目障りだったけど、いざいなくなったら寂しいという不思議な存在。笑
結局役としては大好きな二人でした。

そして一番の見どころはスンニャンを巡る高麗王と元皇帝の三角関係。
眉目秀麗・頭脳明晰、違う道をいくと決めてからも陰でスンニャンを守る超男前な王様と、皇帝としてはちょっと頼りなくてヘタレているけどスンニャンへの思いは誰にも負けないタファン。
私は王様推しで、「タファンのどこがいいの!?!?」と思うことも数多く。笑
だけど、やっぱりタファンが亡くなるシーンは泣けてしまったなぁ。
結局スンニャンはどっちを愛していたのか問題はあるし、私は途中までスンニャンの本当の愛は王様>>>>>タファンだろ!と思っていたけど最後まで見終わった後はこの二つの愛は比べられないものだったのかな、と思いました。
同じ愛なのに、スンニャンの王様への想いとタファンへの想いは全く違う気がして不思議。
そして二人の男の人を愛したスンニャンを浮気者だと思わないのも不思議。それでも第22話の時点で、タナシルリがパクオジン様の暗殺を企てず、スンニャンが無事に高麗に戻って子供を産めていたらスンニャンと王様は幸せになれたのかな…
マハ(ピョル)も高麗王として幸せになれたのかな…と思えてならない…
まあもしそうなってなかったら誰もヨンチョルを倒せず、ヨンチョルの世になってたかもしれないけど…とにかく壮大な物語だった。最後らへんはちょっと納得いかなかったけど、ここまで長編を見たことに全く後悔がないことがこのドラマが面白いことの証明だと思います。時代物が好きな人は間違いなく見るべき。
茉央

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