このレビューはネタバレを含みます
全話キレッキレ。たった30分足らずでここまで濃縮された物語を作るクリエイター陣、俳優陣には感嘆。
副題”robbin’ season” の通り、毎話、誰かが何か(愛、金、尊厳、仕事、命etc. )を略奪される。
エミー賞で話題になり個人的には映画「ゲットアウト」より好きな「テディ・パーキンス」の素晴らしさはさることながら、ペイパーボーイの内面を描いた「森」、Tシャツ1枚で子供の残酷性があぶり出される「FUBU」、「ヘレン」、と、全話素晴らしい。
完成度が高すぎて、次シーズンでこれ以上のクオリティが可能なのか不安。
これを見るためだけにHuluと契約する価値があった。
「森」でペイパーボーイがフェイクを嫌い本物を求めるが、これはミケランジェロ・アントニオーニ監督『欲望』?〈リアル・実世界〉の森に実体を残し幽体離脱して元の世界〈フェイク・虚世界〉に帰ってきたように見える。