空の落下地点

ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>の空の落下地点のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

このドラマは、最初にラストシーンだけ観てから一話行くってのでも良い気がします。七話のラストまでは、何で大女優が寄って集ってこんな素人ごっこドラマに出てんだろう❓としか。でもとにかく、これは登山ですね。ご来光に辿り着くまでは苦しい。
レナータとセレステが秒で連帯するのは、女同士だから❓ママ同士だから❓既に連帯済みのジェーンの友達だから❓
ジェーンは、秒で事情を察する。セレステは秘密主義だから、誰も背景を知らない。知らないけど、仲良しのセレステが動揺してるから。
連帯に証拠は要らない。間違えたら、謝ればいい。
女性たちは、正義の為でなく主義の為に闘った。その瞬間に皆が、ペリーよりセレステを信じることに決めた。
鑑賞する私たちは、否応なく止めを刺したボニーの視点に立たされる。自分だったら、どうするか。夫たちを呼びに行っている暇はない。自分が飛び出せば全てが終わる。やらないと、女性たちの誰かが危ない。
オードリー・ヘップバーンは淑女の象徴。このドラマの女性たちも、訓練された手足を振るうようなことはしない。掴み合うという非常に原始的な戦い方をする。
混ざるか、混ざらないか、私たちに問われている。
ペリーとセレステみたいな暴力と興奮が結びついてかつお互いにDVではないという合意のとれた関係も、世界中のどこかを探せばあるとは思う。でもこのドラマのセレステは、自分の気持ちが見えないだけ。
最初、危うい役だと思った。ニコールみたいな大女優がこんな役をやったら、潜在的な被害者である多くの女性たちにとって悪影響だと思った。
この展開は、割と希望だと思う。結構、良いドラマでした。
いじめの犯人はすぐ判るけど、ラストシーンは予測できなかった。
連帯って何でこんなに美しいの🌹食事会で一緒にお酒を飲むことが同朋になる儀式だったんだ💡
空の落下地点

空の落下地点