このレビューはネタバレを含みます
実際に人格障害の子どもだったウィノナ・ライダーを起用しているっていうことがまず賢いキャスティング。
喋れない人間に向かって多角的に意思疎通を試みている。表向き喋れない人間が言葉を有している可能性とそこへのアクセス、アプローチの必要性を説いていて障害福祉全体にとって割と重要な作品。
カボチャは頭部のメタファー。
子どもの知る権利や捜査権の主張と、大人の保護的秘匿権みたいなものの戦い。
縛り付けて思い出話する展開で泣くぐらい精神にキタ。虐められてる、愛されてない、自閉傾向あり世界中で独りぼっち。
女の子みたいでも話すのが苦手でも、ウィルは愛されていて良い子だと伝えること。伝え続けること。
今後、エルとウィルが共存するかが見どころ。エルはジョイスが大好きで、ホッパーもジョイスを憎からず思ってる。エルとウィルが法的に家族になりそう。だって最初からロニーじゃなくてホッパーやボブと結婚してればこの世界になってない。