lalalalabomba

MANIFEST/マニフェスト シーズン4のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

3.3
放置打ち切りになって本来はなかったシリーズ。無理やりエンディングにしたのだろうがそれにしても長い。シーズン3から2年経ちいよいよ隠遁生活に入るストーン一家。それでも呼びかけは続く。
母親は死に赤ん坊は行方不明に。
カルは5年半分と歳をとったが、大人達は老けない。
シーズン4にしてやっとブラックボックスが見つかる。123便でさえブラックボックスが見つかっても真相は解明されてない。
ミカエラはまだ元婚約者とウダウダあるがジャレッドは元相棒の女刑事とよろしくやってる。
ベンをはじめストーン一家は相変わらずどうしようもない。
「僕が助けないといけないんだ!」と相変わらずスーパヒーロー気分で身勝手で手に負えない。
828便の謎よりもそれ以外の枝葉が長い…長すぎる。なぜNetflixはこのドラマを継続しているのか白人のパートナーはことごとく有色人種か、LGBT。正しいと信じていることのなら犯罪さえも正義に変わる。アメリカの狂ったメディア…その中のひとつである
Netflixは何を伝えたいのか?店のものを盗んでも950ドル以内なら罪に問われない。バイデンが大統領になれるなら集計を操作しても構わない。次の大統領にトランプが出るのならあらゆる手を使って阻止する。
そんな異常なアメリカ。
Do the right thing の国。でもそれはアメリカでの定正義。
その正義に対する違和感がそのままこのドラマの違和感になっている。828便の真相を知りたいだけでドラマを見続ける視聴者。その視聴者に正しいことをおしえこもうとしているんだろうか。
洗脳には時間がかかる。だからこれほどながくなった。
この登場人物たちに共感し感情移入しているのはアメリカ人がおおいのだろうか。日本にはどのくらいいるのだろう?
上手いこと言えば何でも許されるとでも…。

オリーブ役の若い女優は将来ファムファタールになるポテンシャルを秘めていると感じた。
そもそもいつ死ぬか分かっているのにそれを受け入れずに抗い続けるというのはどうなんだろう?抗うのでドラマは続く。
「わたしは大天使よ!」には大笑い。
この最後のシーズンは次のシーズンとも言える後半のエピソードはシーズンが終わると打ち切られるのを避けたんだろう。2シーズン分の長さがある。乗客を収容所に入れる必然性はどこにあったんだろう。
長い長いドラマを眺めながらいろんな気づきがあった。罪悪感や被害者意識は免罪符の様に上手く使える。
希望や信念というものは非常に危険だ。
ベンの綺麗な言葉を並べたスピーチは違和感と言うよりも嫌悪感を感じる。
拗れに拗れたストーリーをどうやって収束させるのか伏線は果たして回収されるのかも興味を惹く。



ドラマの中で呼びかけが起きる時、多分音響システムの問題だと思うが
AVアンプのプロテクターが動作して電源が落ちる現象が
特に最終回は多かった。
世界が終わるって時に何をやってるんだ!明日世界が終わるって時にインド美人と収容所のベッドでメイクラブできる図太さがリーダーには必要w。
結局謎は謎のまま。
これドラマシリーズじゃなく120分の映画にすれば、もっとマシだったろうに。
この長いドラマに最後まで付き合った自分を褒めてあげたい。
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