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マンダロリアンのとぽとぽのレビュー・感想・評価

マンダロリアン(2019年製作のドラマ)
4.5
"This is the way." 《西部劇》でゲーム感覚。つまり冒頭から歓迎されない酒場に入って、『DJANGO/続・荒野の用心棒』のようにブッ放して、毎度イーストウッド出てきそうなウエスタンSE流れては、ミッションをクリアして得た報酬で装備を強化していく成長RPG。これは面白い、有無は言わせない。いつまででも見ていられる気がしてくるほど1話1話毎話が、実尺30分程度と短めに関わらず濃厚かつ渋い。主人公マンドーは唐突な最初の方からアクション満載の代わりにマスクを外すことなく内面も見えてきにくいが、徐々に彼のバックグラウンドや抱えているものも見えてきて、情に厚い脆いキャラクターも伝わってくるから、最高に主人公然としていく。ベビーヨーダのべらぼうな可愛さとポケモンのトゲピー感。始まる前のSTAR WARSムービングロゴが粋なのと、マンダロリアンってタイトルと"The ~"ってサブタイトルの出方がひたすら格好良い。内容としてはブライス・ダラス・ハワードが監督を務めた回は『七人の侍』みたいなプロットだし、共和国の船に囚人救いに行く回とかも好きだし、特にアンドロイドGTの声も務めたタイカ・ワイティティがメガホンを取った最終回はアツく燃える展開満載でマジ神回。見どころしかない。これら今後も目が離せないライジング・フェニックスで、マンドーとベビーヨーダ二人の関係性はクラン・オブ・ツー。画が奥行きもあって格好良いからやっぱりテレビ画面より映画向きな瞬間もあってスクリーンでこれを見てみたいとも思った。と作品コンテンツ自体はいいけど、ディズニーデラックスの通信はクソ、諸悪の根源殿様商売。ディズニー+早く日本に来てほしい。

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