どらやき

シカゴタイプライターのどらやきのネタバレレビュー・内容・結末

シカゴタイプライター(2017年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

時を超えたファンタジー友情物語でした。朝鮮解放のために命を賭けた同志たちに涙。日本人としてなんとも言えない気持ち…。考えさせられる。

前世パートではレトロな映像美が魅力でした。衣装も良い。フィヨンの色気がやばかったです。あの髪型と丸眼鏡、サスペンダーにタイプライターって。反則ですよ。

現世では最初ヒステリックだったハンセジュがどんどん優しくなっていくのが良かったです。惚れてまうやろ。セジュ役のユアインの演技が、包容力があってとても良かった。

ユジノは切なかったな。でも現世でフィヨンとの約束を果たせてよかったね。しかもセジュの作家人生を救い、ソルとの出会いのキューピット。シカゴタイプライターはユジノなしでは語れない。ていうか最後はほとんどユジノの話だったな。好きです。

色々あってフィヨンを失ってしまった二人にはもう少し感情的になって欲しかったところもある。怒りや悲しみ、複雑な心境。ユジノ役のコギョンピョは、微笑んだりじっと見つめたりする演技はかなり良かったけど、泣いたり怒ったりするのはあともう一押し…!って感じだったかな。

個人的にペクテミンのダメっぷりには拍手を送りたい。悪役が上手いと物語が引き立つと思う。最後の一筋の涙も良かった。今後彼は更生できるのだろうか。

セジュとソルのカップルは可愛くて和んだし、セジュとジノの友情も可愛くて和んだ(笑)最後に小説・シカゴタイプライターが恋愛もので出版されたのは優しくて良かったなぁ。
どらやき

どらやき