怪奇大作戦の24の情報・感想・評価

『狂鬼人間』はもう観られないんだなー 第24話

「仏像以外のものを信じようとした、私が間違っていた…それだけのことです。 」が全て！

うわっ何これ、仏像女子と岸田森の超アブストラクトメロドラマが急にぶっこまれる。これを怪奇要素無しで実相寺監督で撮ったら凄まじい文芸映画になりそう。

牧さん、悲恋の回。 実相寺監督の演出はホントに素晴らしいと思いました。

胸が張り裂けそう これだけレベル違うやばい

牧さんの失恋と、仏像だけを愛する女の話。なかなか切ない。『呪いの壺』や今回、その後撮影した『無常』もそうだけど、実相寺の話は仏教がよく絡んでくる。 物質を電子分解して伝送(電送?)する装置が普通にあるとはなかなかえげつない。仏像が消えたり現れたりするシーンの特撮が良い。 ｢自国の文化に関心を示さない者がこんなにもいる｣｢美しい仏像達がまた、観光客達の目に晒される｣というセリフが印象的。 最後の尼僧が仏像に姿を変えるシーンがとても好き。牧さんにとってはどこまでも手痛い話だった。

★★★ 幻想的。ストーカーまがいの牧といいいつもと雰囲気が違う。SRIが京都にいる理由も分からない。美也子はなぜ逮捕されなかったのだろうか。