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ライン・オブ・デューティ シーズン3のkitoのレビュー・感想・評価

4.3
圧巻の面白さだった。

本シーズンの事件が次第に明らかになるにつれ、シーズン1及び2の出来事も関わってきて、最後に見事なクライマックスを迎える。何といっても精緻な脚本が素晴らしい。ドラマなのに大部の警察小説を読み終えたような満足感があった。

メインキャストのひとり、濱田岳はたまた爆問田中似なスティーブが、あいも変わらず、いやいや、それはあかんやろというダメダメっぷり。にもかかわらず、事件担当を外されそうになり「俺にしか事件は解決できない!」と威勢のいい啖呵を切るのだけど、所詮、負け犬の遠吠え状態。今回、彼はほんとうに役立たずで、だめだこりゃあ、と突っ込んでしまった。

一方、シーズン2で容疑を掛けられ1年半以上拘留されていた元警部補が実に印象深い。彼女の役でスピンオフができても良いくらいキャラが立っていた。また、もうひとりのメインキャス、ケイトも大活躍でこのふたりの女性が主役だった(制服内勤のインド系女性もグッジョブしてた)

それにしても人間不信に陥るドラマだ。とりわけ、本シーズンは女性不信になりそうな内容だった...

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