Benito

約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~のBenitoのレビュー・感想・評価

3.8
【 昭和50年の東京にタイムスリップ 】
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・2019年2月22日
・日テレ21.00- 金曜ロードショー枠
・2時間単発ドラマ
・脚本_ 徳永友一 
・演出_ 佐々部清
・音楽_ 和田俊輔
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贅沢なテレビドラマだった。
俳優、そして歌手のゲスト陣も豪華だ。
昭和のステージのセットや衣装もいい。
(日テレで放送された"全日本歌謡選手権の再現)

演出の佐々部清監督:
映画「半落ち」「日輪の遺産」などで活躍していたが、このドラマ製作の翌年に62歳で急逝されたのには驚いて・・・でも、このドラマは佐々部監督が2011年頃「ターンテーブル」というタイトルで映画用に企画していたもの、それをドラマ版ではあるけど無事撮れ、この作品を完成できたのは良かったなと思う。

シナリオの徳永友一:
ドラマ「ルパンの娘」「僕たちがやりました」、映画「翔んで埼玉」など活躍中。2019年から1975年の日本にタイムスリップした主人公が、歌手になる夢を持った昭和時代の女性と出会い、ふたりで組んで歌番組に出場する、といった連続ドラマにしないと纏まらないシナリオを90分そこそこに纏める力量。確かに後半には、余韻的なもの欲しかったけど。

サウンドトラックも配信されていて和田俊輔のスコアが聴ける。サントラにはないがドラマの肝は土屋太鳳&百田夏菜子の「翼&つばさ with K」が歌う「個人授業」 「17才」 や、「太陽がくれた季節」 「ひとりじゃないの」 など、懐メロ数々が新鮮。
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