なつかし二番館

私たちが出会った奇跡のなつかし二番館のレビュー・感想・評価

私たちが出会った奇跡(2018年製作のドラマ)
4.0
最初の回でめちゃくちゃな展開。日本でもおなじみの演歌「離別」が効果的に使われていて,続きが見たくなった。
後半に生きてくる設定と,特にキム・ミョンミン,キム・ヒョンジュ,ラ・ミランの演技が光る作品。(exoなんかどうでもええというのは見ればわかる)
今日,破綻した夫婦関係は周囲との関係だけが問題だとされるし,一夫一婦制が浸透した社会観念では,夫・父の取り合いというテーマになると,見る側で葛藤そのものが成立しなくなるのだが,最初の神のミスで,死なすべき人を間違え,生きるべき方の体がなくなってしまって,仕方なく死んだ体に入れた,というあり得ない設定が,逆に観客の同調を引き出すシナリオになっている。
最後は何でもありのハッピーエンドというのはお決まりのパターン。