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平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~のtetsuのレビュー・感想・評価

4.9
平成物語の第2シーズンということで続けて鑑賞。


[あらすじ]

作家の貴大と、その恋人・芽生。
婚約をして、幸せな同居生活を送る2人に訪れた突然の出来事。
そのことをきっかけに、芽生は、彼との思い出を振り返っていく。(22分×全5話)


[感想]

衝撃的な第1話に始まり、2人の出会いへと遡っていく、5つのエピソード。

前作のように、"平成"を象徴する楽曲や小道具の登場は鳴りを潜めているため、タイトルのハマり具合は、正直、微妙だが、ドラマとしては大傑作と言える作品だった。

時系列を逆方向に進めながら描いていくことで、ありふれた毎日を、より、大切に感じられる物語。

何気なく語られていた過去の出来事が、回を進むごとに明かされる構成が、とにかく見事。

また、脚本は違えど、松本花奈監督作品として、本作でも「女の子」とは何かという部分が描かれていたのも良かった。

山崎紘菜と笠松将、清水くるみといったメインキャストの自然な演技が素晴らしく、「山崎紘菜=TOHOシネマズの幕間の人」と思っている人にこそ、見てほしい傑作ドラマだった。

参考
平成物語~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~ | フジテレビの人気ドラマ・アニメ・映画が見放題<FOD>
https://fod-sp.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4h10/
(ご視聴はFODから。)
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