荒野のジャバザハット

ミステリーゾーン シーズン5の荒野のジャバザハットのレビュー・感想・評価

ミステリーゾーン シーズン5(1963年製作のドラマ)
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良作と傑作の数ではシリーズでもかなり高いかも。。。メッセージ性の強い濃厚エピソードが多い印象だったな。
やはり30分と言う尺のちょうど良さたるや。

3つ選ぶなら、

生きている仮面
暗闇の死刑台
死ぬほど愛して
…あたりが好き。

でも3つには絞れないくらい好きなのが多かったな😊


1話(#121)殺すなら私を……良き父とは

2話(#122)四角い墓場……近未来、ボクシングは機械による試合に取って代わった。金のない男は故障したロボットの代わりに試合に挑む。

★3話(#123)二万フィートの戦慄……精神不安定な男が飛行機で見たのは機体を破壊する怪物だった…!!
言わずもがなリチャードドナーの傑作スリラー。カーク船長もたじたじのグレムリンがまたキュート😄

4話(#124)世界が静止する日……鼻つまみ者の男がバーで出会った老人に渡された品物は時を止めるストップウォッチだった、、、
世にも奇妙な〜のオチは病院の手術中に時が止まるという中々良い幕引きだったのを覚えてる

5話(#125)小さくしてくれ……八百長で追放された騎手は鏡に映るもう1人の自分に大きい男のしてくれと願い出るが…。

★6話(#126)殺してごめんなさい……結婚した妻の連れ子を愛せない男は彼女が買った人形に冷たく当たる。そのしゃべる人形は彼に言い放つ、"あなたの事嫌いよ"と。
チャイルドプレイの元ネタとして有名なトーキングティナ。後半のバイオレンスな展開をしっかり描いたチャイルドプレイの価値はでかい。

7話(#127)洞窟の予言者……核戦争後の世界、小さな町の人々は食べ物があるにも関わらず洞窟の予言者の言葉を信じ、食糧に手をつけずにいた。そこへ兵隊の残党が現れ…。


8話(#128)憎悪の家……叔父と暮らすバーバラは罵声を浴びこき使われながら日々を過ごすが、彼の死により苦しい日常から解放されたと思いきや、彼の研究を受け継がなければならなかった。彼の作り出した、彼そっくりのロボットのお世話を。
ロビーザロボットやん🤖


9話(#129)禁断の遊星……男は宇宙船の故障によりある惑星へ不時着、地球との交信をとるも、地球は核戦争により崩壊直前だった。助けを借りられない男は外へ出て助けを求めるが、、。
アダムとイブの物語


10話(#130)幻の騎兵隊……軍の演習場で歴史的有名な騎兵隊の道具とインディアンの集落を見つけた3人の軍人は過去の時代に迷い込む…。


11話(#131)ある泉からの一杯……若く身勝手な妻フローラに疲れたハーモンは自身を若返らせるよう化学者の弟に頼み込む。見事若返った彼の姿に喜ぶ妻だったが…。


12話(#132)命を刻む時計……古時計を大事にする老人は、時計が止まれば自身も死ぬと思い込み…。
病は気から。。。人はいつでも生まれ変われる。


★13話(#133)指輪の中の顔……田舎出身の女優は姉から貰った指輪による虫の知らせで心配になり故郷へ帰省する。
シンプルでストレートにグッとくるレア回。


★14話(#134)車は知っていた……出社中に青年を轢き逃げした男は車の謎の騒音に悩まされる…。
クリスティーンの元ネタ?ラストのピースな終わり好きです😌



15話(#135)帰ってきた宇宙船……宇宙飛行士は上司から惑星探査を命じられる。その計画に有する年月は40年、恋人を想い40年の旅に出るが…
シリーズでもかなり残酷な結末。メロドラマとしても凄く良かったな。


★16話(#136)百万ドルの変身……金もなく地位も名誉もない男は恋人にも振られ途方に暮れていたが、商談が成立すれば何でも交換する事のできる能力を手に入れる。病気も、年齢も、心でさえも。。。
お後がよろしいラスト、気持ちが良いです。

★17話(#137)ある改造……近未来、皆平等に美を持つことのできる改造が当たり前になった世界で主人公ただ一人そこに疑問を持つ。
ストレートなディストピア物なのだが、外見に目を向けさせ内面をコントロールするという恐ろしくも皮肉の効いた優秀なストーリー。凄く面白かった!


18話(#138)黒い訪問者……隣人に謎のレザージャケットの男3人組が引っ越してくる。彼らの正体はなんと侵略を目論む宇宙人だった…!!

19話(#139)真夜中に叫ぶ声……エルバは毎夜かかってくる奇妙な電話に悩まされる。電話会社とメイドの力を借りなんとか電話元を確かめるのだが、その先はなんと古い墓地だった!!

20話(#140)女性にご用心……スーパーコンピュータのアグネスを扱うエンジニア、ジェームスは彼女の力を借りて恋人を作ろうと試みるが…。
こちらもクリスティーン的なコメディ。恋するロボ女子は素敵だ☺️

★21話(#141)甦った過去……アンは丘にいる謎の女に追いかけられる。その女とはなんと未来の自分自身だった!
結婚相手がまさかのそっちとは…。現在の自らを変える事をやめ過去の修正を望むものに未来はない。ラストのロットサーリングのセリフが痺れます🥹

ふくろうの河……が、あるらしいけどないな。

22話(#143)エジプトの女王……記者は歳をとらない女優に疑問を持ち調べ出す…
ストレートに好き。映画における"行ってはダメ"演出は堪らないものがある😌

23話(#144)狂った映像……気晴らしに付けたテレビには自分自身の過去の映像が、、、
TV黎明期の作品ながら現在でも全然描く内容で普遍的なSFなんだなと感慨深い🧐
もうヒトヒネリあれば最高だったかなあ。

★24話(#145)生きている仮面……余命幾許もない老人の元に遺産目当てで死を待つ娘家族が集う。老人は夜の12時まで醜い仮面を着ける事を強要する。。。
貴重な最期の3時間に憎しみの炎を焚いて終えるのは何とも悲しい…。

★25話(#146)暗闇の死刑台……明朝男は処刑される。が、その町には朝日が登らなかった…。
憎しみの連鎖。見物客を揶揄し階段を登ろうとし立ち止まるカットが素晴らし過ぎて🥲 宗教もジャーナリズムも止められない、朝日が登らない日は近いのかも。

26話(#147)音と静けさ……静かに暮らすよう育てられた反動により日々騒音を撒き散らす起業家。妻に見放されたショックからか日常音が奇妙な音に聞こえ出し…。

★27話(#148)人形はささやく……仕事のない腹話術師は相棒の人形アーサーに泥棒を提案される。。。
ラストの展開、めちゃめちゃ痺れます!

28話(#149)処刑のベルが鳴るとき……亡命を試みた男はホテルに現れた秘密警察にゲームで勝てば自由を約束すると言われ部屋に仕込まれたダイナマイト捜索を強いられる。。。
デスゲーム物の原点なのかな🤔全員アホ過ぎて笑う😂

29話(#150)連れてきたのはだれ?……夫婦は朝目覚めると見知らぬ家にいた。外へ出て歩き回るも誰一人としていない、物音もない。聞こえるのは少女の笑い声のみ。。。
大人になると失う迷子の恐怖、子供時代の迷子はこれほどまでに恐ろしんだな。

30話(#151)対決……こちらも、なし。

★31話(#152)死者を呼ぶ男……開拓時代、とある男が酒場に顔を出し、町で亡くなった死者みんなを蘇らせるという。街の者は初めは喜んで見せたのだが…。
オマケともいえるラストのオチがナイスリビングデッド👏

32話(#153)最後の支配者……工場経営の男は多くの従業員をリストラし機械任せの経営に変えていく、、、監督はリチャードドナー。
あら、まさかのロビーさん😀再登場だっけ??


★33話(#154) 死ぬほど愛して……ロカビリー歌手は新しい曲を求めて放浪し噂を聞き付け森の奥の楽器店を訪れる。噂の曲を知る女と出会いその曲を聞き出すのだが…。。。
凄いベルイマンぽくてゾクゾクした😌
最後のシルエット演出もかっこいいし、全体的にルックがヤバい、傑作。


34話(#155) 闇に光る指紋……デザイナーのシャーロットは田舎の別荘にいる時謎の発光現象に襲われ、地元警官と更なる恐怖に襲われる…

35話(#156) 水に消えた影……姉弟仲の良い2人は裕福な家庭であるが両親には恵まれていなかった。ある日自宅のプールに突然現れた男の子に泳いでついて行くと見知らぬ屋敷に辿り着く。そこには多くの子供たちと謎のお婆さんが1人住んでいた…