実は、ギレルモよりもギレルモのことをわかっているナンドールのスパダリっぷりが炸裂したシーズン5。王道ロムコムまたは二次創作を彷彿とさせる内容をこのドラマらしく捻ってしっかり本筋でやってくれたね。
ナンドールがギレルモをヴァンパイアにしない理由は、ギレルモが“大切”だからであってナンドールはその気持ちにちゃんと気づいていた。気づけなかったのはギレルモの方だったんだな。
2人の関係は、ご主人様と下僕であり唯一無二の友である。最初のころの気持ちを忘れてしまってもケンカしたり仲直りしたりして、この先もヴァンパイアと人間の新しい関係性を二人でつくって欲しい。
あとギレルモの“そもそも血筋的に無理”ってのに対して“同じになれなくても仲間になれる”っていう着地はお見事だなと思った。
ここで一区切りって感じだったね。おもしろくて一気見しても全然余裕だったよ。最近のドラマでよくあるフックになるエピがないのも、全てのエピがフラットに見れて良かった。
シーズン6からは新章って感じになるかな？相変わらずゲストがツボな作品だけど、新キャストが増えたりしてもいいなと思う。わたしもヴァンパイアファミリーに入りたい。
