マ帆

ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン1のマ帆のレビュー・感想・評価

4.4
エミー賞受賞も納得の面白さでイッキ見したい気持ちと重すぎるので休憩挟みたい気持ちの間で揺れながら、感情少しずつ処理しながら、12月から観続けていたドラマ。

生殖能力のある女性を拉致し、不妊の妻を持つ高官の家の侍女として迎える特殊国家ギレアド(不妊率が異常に高くなってしまった世界が舞台)で行われる強制代理出産地獄。

高官の名前がフレッドなら侍女にはオブフレッドという名前が与えられる。ofフレッド=フレッドの "所有物" だから。

そして、"歩く子宮" で "産む機械"。
子供を宿していない体はゴミ同然。
でも子供を宿していても所詮 "自分の" 子供の容器でしかないし、女が思考しているだけで何かムカつくので本を読むのも仕事をするのも禁止。そういう世界。

全然ディストピアじゃなく今ある現実の話についての話だし、強制代理出産も実際にあった話というのが恐ろしい。。。

エリザベス・モス演じる主人公ジューンの反骨精神みたいなものも1つの見どころだけど、個人的にはセリーナ→ジューンのプライドとコンプレックスにまみれた態度が1番の見どころです👐🏼
マ帆

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