かりん

カーニバル・ロウ シーズン1のかりんのネタバレレビュー・内容・結末

カーニバル・ロウ シーズン1(2019年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

移民や差別の問題といった現代の問題を織り込んでいる作品…ではない。もはや、そのもの。だからこそ私はげんなりした。作中で小さな生物が人の衣装をきて、芝居をしているシーンがあるけど、この作品全てがそれに見える。現実世界で起こっている問題を妖精とかに置き換えて演じているだけで、どストレート過ぎる。ファンタジーとしてのオリジナリティを何も感じないのだ。
演者については、オーリーはまあ良かったけど、カーラちゃんと合わない…というかカーラちゃんの描き方が、うーん、もっと可愛く美しくもなれる人なので、どうしてこんな言葉の汚い子供みたいなキャラクターにしちゃったのか、謎。fuck言い過ぎ。恋愛を描く時って、見てる側も、こりゃ惚れるなとか思う演出って必要かと…。主人公の2人よりもイモジェンたちの方が気になったし、あのサイドストーリーがなきゃ早めに見るのやめてた。
首相役のジャレッドハリスは好きなので今回は良い役で嬉しい。インディラヴァルマはまあそうですよね、とGOTファンなら納得ですけど、彼女1人に全てを負わせすぎ。
黒幕についても、最初壮大な悪が潜んでそうなふりして、結局超絶個人的な理由っていうのが、は?最初の邪悪な神とかなんだったん?て感じで。あのジャックとかの存在必要だった?こういうの一番嫌い…ネタ思いつかないなら風呂敷広げるなってなる。
あと色々勿体ない。せっかく自分のダーカシャーを作ったのに瓶詰めで終わり?もうちと可愛い生物にして、あのちっこいのがオーリーのためにめっちゃ頑張ったらちょっと面白かったと思うんだけどな。視覚が繋がるってのも面白いし。最後はダーカシャー同士で戦うとかさ笑 そういうキャラクターの作り方が下手というか、まあ好きなキャラクターがいないっていう。
ネクストシーズンは王様でも出てくるんでしょうか。警察ではなくなったので、もうサスペンス要素は無くなりそうだけど。
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