シーズン1の全8話を一気見。
この監督の作品は当たり外れが大きいので、今回はどちらだろうと興味津々で視聴開始。
まず思ったのが、無人の都内ってどういう風に撮影したのだろう、ということ。
渋谷のスクランブル交差点は地方に大規模セットがあるので、そこでだろうかとか考えながら見ていたが、それ以外の場所もいくつか出てきたので、撮影方法は本当に興味深い。
そして肝心のドラマ部分。
前半はシチュエーションやデスゲームのルールもどこかで見た感じで、またいつも通りの和製デスゲームだなと甘く見ていた。これNetflixが作る必要ある?と。
また、デスゲームらしいひらめきのスッキリ感もあまり感じられないままだった。
原作未読だが、改編されなければもっと良かったのだろうか?などと考えながら見ていた。
しかし、ラスト2話になったら、急に盛り上がってきた。デスゲームというより最終的にはサスペンスにかなり寄ってたし、ここに至るまでは長かったが報われた気がした。
演出としては特に登場人物の背景が明かされる、過去の回想シーンが良い。
それに関連して屈指の名場面はやはりクイナの格闘シーン。かっこよくてめちゃくちゃ熱かった!
役者陣では青柳翔や虹郎くんがいい。
ただやっぱり一番だったのはボーシヤ役の金子ノブアキ。カリスマ性がとてつもなくいい。他の役者では替えがきかない存在感。
総合的にまとめると当たりのドラマだった。
原作再現度は不明だが、Netflixじゃなければこれだけの長時間、映画クオリティで描きにくかったと思うので、原作にとっても幸福だったのではと思う。