オープニングとかコレクションの感じとかデクスター風だけど、デクスターなんて全く比じゃないくらいの救いない仕上がり。いや救いがないのは構わないんだけど、イムシワンのする不当に尊厳を踏み躙られてきた人間の表情が真実味有り余って、見てるのが辛いです。2、3時間なら耐えやすいけど、連ドラ10時間このトーンで徹底して作るってのは相当だなぁと思いました。
家族やそれに類する狭くて強固な共同体で起きる犯罪の露見のしにくさは、本当に底なしで絶望だけしかない。
チャーミングな前歯を封印して終始人じゃないようなサイコパスさを発揮していたイドンウクだけど、結局彼が男前でセクシーだということだけが救いのドラマだったように思う。最終話で「끝까지○○○(ネタバレしにくいよう自制)!!」て叫ぶシーンが色っぽくてそこだけ3、4回リピートしました。