打ち切りは残念ですがこのワンシーズンだけで充分だったかも。
或る意味『ダーククリスタル』のスケールアップ･リメイクでありCGではなく限りなくオリジナルと同じにマペットで作るって、この思想や原典(オリジナル)に忠実かつ更に凄い映像を見せようってクリエイターの気概は何か、先日見た『シン･仮面ライダー』のドキュメンタリーでの庵野秀明監督にも通じるものを感じる。
特に映像ではこの『シン･ダーククリスタル』はオリジナルを超えてると思うけど唯一というか一番重要で肝心なところが失敗してると思うのはズバリ
「女の子が可愛くない」
これに尽きる。
『ダーククリスタル』のヒロイン「キアラ」のあの奇跡的可愛さって、日本の80年代美少女アニメの奇形的なキャラクターデザインとも密接な関係にあると思う。
ピグマリオン美少女であり妖精的でありアニメ的でもありしょこたんにも似てる(笑)
(因みに中野ブロードウェイで中川翔子さん見た事あるんですが細くて小さくて本当にリアル･キアラだった)
このNetflix版ダーククリスタルの特に女性キャラクター、ゲルフリン族ヒロインて頬骨が高くて顔が横に平たい、印象としてはハリウッドで活躍してる中国系女優の顔に近い「白人が好きな東洋系女性」に見える。
なのでキアラのあの可愛さが全く再現されてないどころかキャラクターデザインの方向性が違う。
ゲルフリン族七部族の集結、ゲーム・オブ・スローンズばりの「世界観の広がり」が呈示されたところで終了。
人造生物兵器であるガーシムが誕生して戦局が逆転し、映画の結末(冒頭)へと続くわけなのでコレで終わりでも或る意味ちゃんと完結してる。
(しかし続きをやるなら勿論見たい)
