名作じゃないですかこれ！どうしてせっかくのいい作品をこんなどぎついデザインにして送り出しちゃうのかな日本。
力量すごくて魅力滲み出る系の俳優を揃えるキャスティングもとってもいいし、キュンに頼らない誠実なドラマでした。
予定調和を極力排除した会話劇は坂元裕二作品を思い出すし、みんなご飯美味しそうに食べるし、どうってことのない一瞬のシーンで号泣させられたり大笑いさせられたり。
楽しいかな・・どんな感じかな・・ってちょっと構えながら参加した馴染みない顔ぶれの飲み会が、みんなすごく素敵な人で思いの外楽しくて幸せな気持ちで家に帰る。ってことがときどきあるんですが、そんな、自分も他人も愛おしく思えてくるような後味の作品でした。
ソンソックって「最高の離婚」でも独特のズレがある役柄（まあオリジナルの綾野剛がそういうキャラだったんだけど）だったけど、それに輪をかけて絶妙なキャラクターでほんといい感じ。
みんなそれぞれほんとに良かったけど、知らなかった人で惹きつけられたのはダミ役のイジミンだなぁ。もっと他の見たくなる。
