メリット・ウェヴァーという女優さん、ちょいちょい見たことある映画に出演していたようだけど、知らなかった。
が、この人のこの刑事像、演技はピカイチ。とても静かでとても強い。
日本の下手なベタなドラマの女刑事は絶対にこういう演技にはならない。絶対にめぢから強くハキハキキラキラ系で、篠原涼子あたりが演じるのだろう。その点では、トニ・コレットの演じたガテン系刑事は比較的ベタである。けどそれも、メリット・ウェヴァーが、ほんとうにいるような、いつもテンション高い訳でなく、時に気だるそうで、スタイルも一般的でモデル体形でなく、静かに強く話す彼女がいるからこそ存在してよいのだと思った。この役をやるにあたり、どんなに考えて、作り込んできたのだろうか…ということにまで想いを馳せてしまった。
マリーのこの先はやはり心配だ。
ただの悪い刑事に言いくるめられた、ということではない闇が彼女、このドラマにはある気がしてならない…
