sandy

ミセン-未生-のsandyのレビュー・感想・評価

ミセン-未生-(2014年製作のドラマ)
4.5
昨年韓国ドラマにハマった時に、詳しく友人から見ておいた方が良いリストをもらい、その中の一つが未生。

友人オススメのものはハズレがないばかりではなく、韓国ドラマを見る上で時代や社会背景がわかるものなので、たいへんありがたい。

この作品は、日本より就職するのが難しいと言われる韓国において、正社員になる前のインターンとして働く人たちを描いている。
ただし、インターンの中には、将来正社員契約に進むものと契約社員として雇用関係を結ぶ者がいる。

後者の契約社員として、イム・シワンが演じている。彼は期待されていた囲碁棋士だったが、家庭の事情により棋士を諦め会社員としての道を選ぶ。

彼の同期に、今は売れっ子俳優となっているカンハヌルやビョン・ヨハン、カン・ソラがいる。
上長には、イ・ソンミン。

このキャストを見ただけでストーリーを想像できる韓ドラファンも多いと思う。

韓国社会の問題を取り上げているのだが、日本でもあてはまる場面は多く、特にイム・シワン演じるチャン・グレのような働き方をする人は法が改正された今も実態としては変わらない。

この作品を観て随分あたためてしまったが、その間に、カン・ハヌルの椿の咲く頃をみた。初めは、ミセンのカンハヌルと気づかず、友人に言われそういえば!と思い出した。そのくらい、演技の幅があるのだなぁと感心。

そして最近太陽の末裔でソン・ジュンギを観ていたのだが、イム・シワンが演じた役は当初ソン・ジュンギに話があったらしい。
今ではイム・シワンのイメージしか思い浮かばないが、ソン・ジュンギがやっていたらどんなチャン・グレになっていたのだろうか。あの陰のある大人しそうな役をこなせただろうか。

あれこれ散漫になったが、この作品はとても良かった。未見の人はぜひ!
sandy

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