赤字で潰れる一歩手前の病院をどのように再建したかというお話。
実話なので見応えがありました。
最近は癖のある役ばかりだった高嶋政伸さんの誠実な演技がとても良い。
経費削減や地域のお医者さんとのネットワーク構築など、様々な施策を矢継ぎ早に実施。
無理難題と思える改革案に当然現場から反発が出てきますが、病院再建という使命によりブレない姿勢は崩さない。
何を言われても貫き通す鉄の意志。
黙っていたら病院が分かっているからこそ、現状と違ったことをしなければ経営を上向かせることはできないこともあり、その決意はヒシヒシと伝わってきて良かった。
またこういった全体を変えていく施策を実現していくには、仲間の存在が不可欠。
病院内で同志を見つけていく過程も面白かったです。
ビジネスの現場では、病院に関わらず同じようなことが起こります。
モデルケースとして、とても示唆に富んでいました。
実際にやるのは本当に大変なんですよね。
僕も仕事で同じようなことをやってきたので、とても共感できました。
しかし、それは最終話までの話。
淡々とやっていればいいのに、ドラマチックにしなきゃいけないという思考が働いたのか、最終話は異常なまでの急展開。よくある話に収束するというとても残念な内容でした。
どうしてこういう作り方しかできないのかなぁ…。。