平成ドラマの傑作のひとつをみた。
お金にしか興味がない高飛車CA桜子と、恋愛にトラウマを抱える貧乏魚屋欧介が、出会ってすれ違って紆余曲折あって本当の愛を見つけて結ばれるまで。
主人公2人にぞれぞれ東十条と若葉ちゃんという当て馬がいて、2人を見守る友人たちがいて、紆余曲折あって、最後はみんな2人の味方、既定路線で2人が結ばれる、、、
この頃ほとんどすべてのドラマが同じ構造なのだけど、この作品は、松嶋菜々子の役へのハマりっぷりと描かれる紆余曲折の絶妙さでもって、傑作なのだと思う。
特に、桜子の“本命の医者彼氏がいながら合コン通いが趣味”、“お金が正義”というキャラクターは、一歩間違えば下品に見えたり傲慢で共感を得られなかったりするところを、松嶋菜々子のチャーミングさと立ち居振る舞いで、一気に神野桜子を成立させててすごかった。
